ヒヂリレイ/淫牝(エロスケ)

絵:★★★★★、話:■■□□□、愛:♥♥♥♡♡、次回購入意欲:♪♪♪

淫牝(エロスケ) (メガストアコミックスシリーズ No. 160)

淫牝(エロスケ) (メガストアコミックスシリーズ No. 160)

 久しぶりの新刊です。前巻の『UK(UNMORAL KIDs)』から4年半ぶり。今回もヤリまくりの短編集でした。個人的には昔の作品のように少しはストーリー性がほしいんですけど、当分はこういう路線でいくんでしょうか。これはこれで間違いなく需要があるでしょうけど。実際同系統の作家だと勝手に位置付けている水無月十三氏の本は昨年かなり売れてましたしね。
 さて内容ですが、作品としては多少鬱な内容ですが「ANGELS CRY」がよかったかな。抜き目当ての読者にはむしろ敬遠されそうですが。キャラは「となりのHなお姉さん」のスミレさんと「虚戯(ウツロアソビ)」の亜季さんに一票ずつ。ヒロインの年齢も絵柄もバリエーション豊かといってよいのか定まってないというのかわかりませんが、ストーリーがない代わりに絵だけで楽しめたと思います。実は一番好きな絵柄は「I.T.O」のだったりしますが、少数派でしょう。
 あとがきを読むと手直しをかなりされているようなことが書いてありましたが、掲載当時の雑誌はほとんど残っておらず比較的新しい「となりのHなお姉さん」に関しては髪の毛のペン入れをし直しているのはわかりました。ややラフだったのが単行本のほうではしっかりした線に修正されてましたし、写真を加工しただけの背景も書き直されてました。これだけだと苦労のほどはわかりませんけど全作品が手抜きな感じがなく、しっかり描かれていることは率直に感じ取れました。
 それからゲスト絵が水無月十三、甚六、胃之上奇嘉郎うたたねひろゆき(敬称略)となるほどの布陣。後者二人の絵は久し振りに拝見しました。多分どこかで活躍されているんでしょうけど*1、今の私が読む雑誌では全然接点がなくなってしまったようです。
 かなりまとまりない感想(?)になってしまいましたが、最後に一言。これだけ描かれている割に工口く感じないのはなんででしょう。最近疲れてるしなぁ、自分の問題かなぁ。いやいや、EDじゃない証拠に「よがり妻*2」とか読んでると来るんですが...

*1:ご存じの通り、それぞれキングゲイナー天獄を執筆中

*2:草津てるにょ著書。いつも傍らに...