絵：★★★★★、話：■■■■□、愛：♥♥♥♥♡、次回作購入意欲：♪♪♪♪♪
その作品がこれ。結局前の３冊はちょっと黄色くなっていたし
*1、なんとなく紙質がよかったので買ってしまいました。１冊まるまる亜矢子さんです。作品のほうは番外変まで含めて既読だったので、新鮮味はないはずだったのですが、さすがに覚えてない部分も多くて改めて名作を堪能させてもらいました。主役は亜矢子と言いたいけど、やはり久男だね。実際、なんという幸せ者なんだ。いい歳したエロオヤジがチェリーボーイのような純なあこがれと欲求を爆発し、自分の望む女へと変貌させていくお話で調教的でもあるけど全ては愛の結果だという気がします。解説にもあるように久男が最後にはぽっくり死んでしまうなど、ストーリー的に荒れてしまった残念な部分はありましたが、そんなことは気にならないくらい好きな作品です。
作家２０周年はめでたいことなんですが、はっきり言って、これを超える作品がいまだに出てないと思うんですよね。伊駒氏はエロセンス抜群なのでちょろっと書いても使い物になるとはいえ、第一線を走り続ける超ベテランだからこそ描ける最高傑作を期待したいです。最新作だった「学園の蟲螻」は確かにこの作品を超える期待を持たせたんですが、結局あの学園長では久男には勝てないと思ったし結果は予測どおりでした。久男が見せる亜矢子への思いはほんと感動ものでした。
