大見武士/ろーまじ 〜我が征くはぬめりの大海〜

絵:★★★★☆、話:■■■■■、愛:♥♥♥♥♥、次回作購入意欲:♪♪♪♪♪

ろーまじ―我が征くはぬめりの大海 (ヤングコミックコミックス)

ろーまじ―我が征くはぬめりの大海 (ヤングコミックコミックス)

 このシリーズはほんとに素晴らしい。私がローションを使ったことがないため((正確には一度...))、作中に出てくるローション効果をすべて納得し妄想を膨らませてしまうという弱みもありますが、作者がほんとにローションが好きで詳しいだけでなく楽しんで描けているせいか、このシリーズ3巻目を入れて全21話のローションプレイが全然マンネリ感がなく、まだいくらでも続けられそうな勢いがあります。考えてみれば、ローション漫画と言うと何か縛りがあるように思いましたが、結局は男女が触れ合うストーリーを創り、ただそこにローションを持ち込めば、エロもラブも感度も全部上がるわけだから、話創り放題、盛り上がり放題・・・ってほどは描きやすくはないかもしれませんが、ネタは簡単につきない気がします。誰もが知っててそれを主役アイテムとして扱うことがほとんどなかったのは不思議なくらいですね。偏った本を読んでたのかもしれませんが、ローションというと初アナルの時とソープのお姉さんが仕事で使うものなどと思ってた時期もあり、恥ずかしい限りです。この作品を読むと、普通の男女で全身の肌と肌を密着させるのに使うのに非常に有効なアイテムであり、処女の破瓜の痛みを和らげる効果があるかどうかは疑問ありますが、ローターやバイブなどに比べて強制的に快楽を引き出している変態的な雰囲気がない割にエロ効果が高い点で純愛してる女性にも使える気がします。

 今回、実際にローションを販売しているメーカーさんから無償でオリジナルラベル付けて読者プレゼントがあったのも、たぶんこの作品を知ってたからこそじゃないかと思いますね。終了宣言は出てないし、このシリーズはまだまだ続けてほしいです。なお、今回もS編集長とのおまけ爆笑漫画あり。ちなみに前作「ろーてく」から税抜きで28円上がったのは帯がついたからでしょうか。S編集長もそれでも売れると認めたってことかな。