ジーウォーク/コミックプラム新装刊

 今月号からコミックムーグはコミックプラムと改名し新装刊。表紙絵は「美和美和」氏。ちょっと漫画誌っぽくないですが、さすがに目を惹きました。表紙をめくると、すぐに「千家カゲロー」氏のピンナップ。6年生ってこんなもの?と思いつつ、周囲に散らばった版権もどきグッズの描き込みに目が留まりました。何があるかは購入者のお楽しみでしょうけど、大きなヒネリがないとはいえほとんど元ネタがわかる自分は一般人なんでしょうか。LOTTO パイな実の箱の裏もしっかり書き込まれててすごい*1。このシチュエーションはおそらくこの部屋の持ち主が少女を連れ込んで、慌てて入れようとしたらそのまま出しちゃった?(笑)
 巻頭カラー作品2本が今後の路線を象徴してるのかなと思いました。ロリ度を高めて、投げっぱなしの鬼畜路線じゃなく多少ハード展開になってもエンディングには不快感ゼロでまとめる、みたいな印象でしょうか。触手ものは消滅。読み手を選ぶ作品は少なくなり広い読者層を狙った内容になったと感じました。一番よくない作品でも普通に読めましたから悪くはないです。作家陣はイラストまで入れると19人中15人はよく知ってましたが、ビッグネームは少ないです。最近「くろ」さんのブログを欠かさず読ませてもらってるのですが、予告どおり漫画だけでなくコラムも載ってました。この雑誌、毎月発行されるUser名とパスワードで公式ページにある、漫画作品3つ{今月は「鳴沢綾」さん、「南雲遥」さん、「がらくた」さん}とそのコラムの続きが読めるようになります。「くろ」さんは今個人的に気になってる作家&M女のひとりなので楽しみのひとつにはなります。WEB漫画は、もしかしたら作品の出来で選別し、掲載されなかったらWEBのみで公開されるというバトル形式なのでは?と思うような出来。要するに雑誌掲載作品と比べるとイマイチ。ちなみに「がらくた」さんの作品の話は以前読んだ気がするのですが再録?*2
 こんな感じで、誌面が小さいのにMUJINよりもまだ90円高いです。通常価格は10円安いんですが、今月号だけ特別定価になってるのは「火浦R」氏の特別付録がついてるから。あまり詳しくないので収録内容が初出かどうかもわかりませんが、少なくとも損した気にはなりませんでした。雑誌全体で、いい作品は少なくはなかったと思うし個人的にはまた買うとは思いますが、あまり雑誌を買わない派の私でも食指の動く企画に期待してます。

*1:少し読みづらいですが

*2:ほんと気のせいかもしれませんが