田名部宗司:著者、椋本夏夜(くらもとかや):イラスト/幕末魔法士―Mage Revolution―

幕末魔法士―Mage Revolution (電撃文庫)

幕末魔法士―Mage Revolution (電撃文庫)

  • 感想:読了日02/07

今また坂本龍馬ブームが起こってるらしい。この作品には失本冬馬(しもととうま)という赤眼の志士が登場するが…、無関係です。まあ幕末モノに彼を連想させる名前を登場させたくなるのは仕方なしか。大賞受賞に相応しく堅実な仕上がりだったとそれなりに評価してます。主役の久世伊織の設定はおもしろく、今頃これを活かしたバカエロ同人が作られてるんじゃないかと妄想してみたり…。伊織:「そ、そこじゃない」冬馬:「もう見えてるほうでいいや」。すみません、読んでない方には全くわからないですね。ちなみに、こちらは長州の大村益次郎がモデルだそうです。
さて、クライマックスの戦いは読み応えあったというか予想を超えてました。元々電撃小説大賞の応募作なんだからこの作品単体で限界まで盛り上げるのはむしろ当然なんでしょうけど、続編*1でのパワーアップは大変そうです。総評5

*1:恐らく出るでしょう