新堂エル/晒し愛

晒し愛 (MUJIN COMICS)

晒し愛 (MUJIN COMICS)

絵柄&魅力:★★★★☆、設定&話:★★★★★、愛&エロス:★★★★★、総評&次巻期待度:★★★★★

  • 感想:読了日3/30

 こちらも初単行本。またひとりすごい作家が出てきました。例えば冒頭のシーン。ヒロインの黒崎葵はクラスメイトの野田のことを思いながら、教室の一番後ろの席で授業中に露出本を見ながらノーパンオナニー中。自分のいる列が当てられ前から順に教科書を読むことになったが、彼女は止めるどころか自分の順番までにイってしまおうとクリへの刺激を激しくする。ギュッと強くつまみあげた瞬間、バシャッと大量に噴き出した潮を手で受け止めながらアクメ(このコマはいいっ!)。直後当てられた彼女はそのまま「はひぃイイ」と返事して起立。まだイクのが止まらないため、指示されたページを読もうとするが出てくるのは超エロ声w。クラスメイトはフザケてるのかと思いドッと笑うが、葵はだらしなくイってしまったのをみんな(特に野田)に見られて最高の気分に浸る。とまあ、こんな感じで定番の教室プレイではあるが演出も効いてるし見せ方も悪くない上に勢いがあって非常にいい流れ。その彼女には良き理解者というか気軽にそんな性癖を話せるマキという友人がいるが、彼のことを想像してあんなことになるならさっさと告白してしまえとアドバイスされる。これまで恥ずかしくて出来なかった葵だが、エロモードの時には人格が変わって大胆なことをしてしまうことに気づき、思いついた告白方法は…。ということで、表紙の帯にも書いてあるコンビニでの全裸告白シーンへと移っていきます。本のタイトルでもあるこの作品「晒し愛」は全4話と巻頭のカラーが掲載されています。他に読み切りが2話ありますが、どちらもストーリーも絵も満足できる内容でした。「バリアフリー」という作品は両足が病気で動かなくなった少女のお話なんですが、上記のような濃い露出エロとは違う雰囲気の作品も描ける作家のようです。全く新しい表現とまではいきませんが、アヘ顔などのエロマンガ的記号をかなりのレベルで使いこなしてて、こちらも今後が非常に楽しみな作家でした。