シャープより108型液晶TV

 いよいよサイズでもプラズマ超え。液晶にはサイズの問題がないことを分かりやすい形で示すのが事実上目的なんでしょう。発売したらそこそこ数が出るかもしれませんね。ゲーマー向けという37/32型AQUOS「Gamer GP1U」もおもしろい。こういう分かりやすい訴求は更にLCDの優位性を消費者が感じることに繋がると思います。
 同時にソニーから27型の有機ELディスプレイが発表。相変わらず参考出品なので何の意義も感じませんが。しかし、100万:1以上って・・・。一般人にとってもシャープLCDのメガコントラストを意識したような馬鹿さがあるし、技術がややわかるAVマニアにしたら何故自発光ディスプレイでコントラストが問題になるの?と疑問を感じさせるでしょう。つまりほとんどこんなうたい文句をつける意味がない。技術的には暗レベルがいくつになるかが高コントラストの大きなポイントになりますが、プラズマでも明室で低いことは有名ですが暗室でも種火による低下が皆無じゃありません(コントラスト重視なら事実上ゼロにできますが)。CRTでも暗電流が制御できずに暗室コントラストを落としている民生TVはSONY以外のメーカーでは普通のことでしたし。逆にコントラスト値がOLEDで売り文句に出されると黒が理想的ゼロではない悪くなる駆動をしているのかと減点印象でしかありません。今後LCDではLEDバックライトの部分点等などとあわせて更なるダイナミックレンジと低消費電力も進みます。自発光ディスプレイはいったいどこに優位性(消費者がわかるレベルで)を見出していくつもりなんでしょうか。