柏木ハルコ/地平線でダンス 1 (1) (ビッグコミックス)、地平線でダンス 02 (ビッグコミックス)

地平線でダンス 1 (1) (ビッグコミックス)

地平線でダンス 1 (1) (ビッグコミックス)

地平線でダンス 02 (ビッグコミックス)

地平線でダンス 02 (ビッグコミックス)

 「いぬ」以来久しぶりに柏木作品を購入。普段まったく読まないスピリッツを何年かぶりに立ち読みしたら、その柏木さんがこの作品を連載中でした。イヌに人間が乗り移っているみたいなんだけど正直その1話だけだとよくわからず、気になってその後最寄の書店で新刊コーナーにあった2巻を入手*1。ちなみに、本の帯書きには『試し読み大歓迎! 書店の皆様へ:この商品は試し読み歓迎作品です。ビニールパックをかけないでください。』と書いてありましたが、その書店はビニ本専門店でした(笑。こういう店は購入者に汚れてない本を提供したいというよりは返本できないほど汚れるのが嫌でそうしているんでしょうね。こういう存在価値のない店はつぶれても困らないので普段なら絶対買わない店なんですが...。閑話休題
 いやはや、またこれで次巻が待ちきれない連載作品がひとつ増えてしまったかも*2。主人公の琴理(ことり)の一途でポジティブな性格や行動力ある魅力もさることながら、近未来SFに結構熱い恋愛ストーリーを被せてるのは新鮮。さすがにモルモットでの日本移動とかありえないでしょとか、科学的なこと以外にもいろいろ突っ込みどころはあるのですが、そこを懸命につじつまあわせしてもらいたいとも思わないし作者も承知でやってるんでしょう。むしろ、最後にハッピーエンドを迎えられるのかとか琴理の今後の展開のほうが気になってます。
 それにしても、現実的にはワームホール生成の実験なんてことが将来行われることはあるんでしょうかね。いまだ理論的にも仮説の域を出ない雰囲気だし。何より日本だと金が出そうにないよなぁ〜。ま、でもカミオカンデみたいな例もあるんだから、とりあえず旧帝大で馬鹿みたいな情熱持った研究者が登場してくれば...。旧帝大なら多少無茶なテーマでも科研費出やすいもんね。でも、間違いなくこういう研究したい人は日本に居ちゃだめ。優秀な人材がどんどん海外に出て行ってくれたら、さすがに日本の官庁や政府も多少は変わるのかもしれませんけど。所詮日本のお役人ですから社保庁の泥棒連中と大差ないんじゃないかと最近思うようになりました。いったい何の話をしてんだか。

*1:乱買しないよう自粛中でしたが、これは違うからいいよね>自分

*2:ちなみにそういう新作待ちの作品は「のだめ」「オルフィーナ」・・・