さのたかよし／風見鶏★トライアングル 第３巻

絵：★★★★☆、話：■■■■■、愛：♥♥♥♡♡、次回作購入意欲：♪♪♪♪♪

風見鶏トライアングル 3 (バンブー・コミックス NAMAIKI SELECT)

　第３巻。読み終わった後、なんでこんなバカ男がもてまくりなんだ？と１巻から読み直しましたよ、ほんと。１巻からバカを通しているので言葉ありませんが（−−；　美人で性格も良くてエッチの時に一層可愛くなる周囲も公認の彼女である詩葉と、普段乱暴なのにエッチするほどに可愛さが増す、同居中でいとこの郁海。この二人とシャングリラ計画（＝３Ｐ）を発動中なのが主人公の東山一樹。詩葉という彼女が居ながら郁海とセックスにはまっているいい加減な男だが、バカのため悪気がない。いや、まあ隠そうとはしているので悪いことしている認識はあるが、郁美が可愛いのが悪い程度にしか考えてない。自分に都合のよい発想ばかりするので普通なら読者に反発を食らうところだがこのバカさ加減に救われている気がする。もっともこの巻ではさすがに作者にもあきれられたのかナイショにしていた郁海との関係を詩葉に目撃され、おまけに鹿児島に事実上の左遷。それでも本人は長期出張程度にしか考えてないので、へこむどころか現地の同僚の女性とその姉でソープ嬢の２人にフラグ立てて、こちらでもエッチ三昧（ただし今のところ姉とだけ）。しかし、残してきた詩葉の側にショタっぽい新人がやってきて、何となくいい雰囲気に。次巻ではますますこじれそうな展開です。
　それにしても、郁海は元々一樹に彼女がいることをわかっていて関係を持ったのだから今の関係に本人なりに覚悟しているところもあるんだろうが、詩葉は目撃してからもそれほど一樹に対する愛情が変わるわけでもなく、むしろ取り返したい気持ちが勝っている様子。冒頭にも何故ここまでモテるんだと書いたけど、ソープ嬢でミミズ千匹の奈美の解説によると、カリ高でびみょ〜な反りがいいらしい。しかも奥に当たる大きさと前戯だけでソープ嬢をイかせるテクもある。やはりエッチがうまければすべて許されるのか、工口マンガＷｏｒｌｄ...。orz
　最後に、一樹に突っ込みどころが多く、あっというまに読み終わってしまいましたがやっぱりおもしろかったですね。こういう話が描ける作家はやっぱりまだまだ少ない気がします。次巻も期待してます。あぁ、やっぱり一言だけ言っておこう。作者も告白していることなので敢えて流そうと思ってましたが１巻から読み直したらほんとに二人とも成長しすぎです。どれだけ揉まれたらここまで育つんだよ。