その2

 WEB巡回していたら、いつもラノベも含めて漫画本発掘の参考にさせていただいているフ○ン☆S○inさんのところで、
> 強誘電性液晶自体は悪くなかったんだけど時代に乗れなかったモノが…
とのこと。まだ20歳台か30歳前半の年齢なら詳しく知らなくても仕方ないかもしれませんが、もう少し液晶に詳しい方かと思っていました(多分技術雑誌や論文を読んだ程度なんでしょうね)。こういう場所にこっそり批判するのも失礼な話ですが。
 私の場合あまり詳しく書くと素性がばれるのでやめますが、時代に乗れなかったなんて言える素性の良いものじゃなかったんですよ。
 SEDについては、確かにコントラストや視角特性の点で理想デバイスに近いものですが、じゃあ高級CRTモニタと同等以上の画質になるかといったら可能性があるだけでまだまだ未知数。1年以上前に上野の博物館の地下で行われていた東芝のプライベートショートでSEDを前にして技術者と高画質化に的を絞ったマニアックな話をさせてもらいましたが、その辺は何もわかっていない様子(もっともその専門家ではなかったのでしょうからSEDを否定する気は皆無ですよ)。ただ、30"で300万円以上するクラスのCRTと比べたらかなり安くかつ同等以上の高画質化の可能性があるデバイスであっても作り手にそのセンスと目がなければ、最先端技術を粋を集めたLCDにすら勝てないでしょうね。今年のCEATECにはいよいよ民生用の1080pで出ますよ〜、すごいのが(試作完了)。SEDの問題点をはじめ、詳しい話が何もできず申し訳ありませんが。ちょっと脱線。もろ仕事情報に関わるのでFPDネタは控えざるを得ないのがツライところ。