松本ドリル研究所/あらいめんとゆーゆー (メガストアコミックス)

あらいめんとゆーゆー (メガストアコミックス)

あらいめんとゆーゆー (メガストアコミックス)

絵:★★★★★、工口:★★★★★、話:★★★★☆
 久しぶりの予約買い! 待望の初『工口』単行本です。一般向けにはろく☆いち (ハーヴェストノヴェルズ)が出てます。絵が可愛くて上手いわ、工口いわ、話も楽しいわ、と3拍子も4拍子も揃った漫画家さんです。とにかく絵に勢いもあるし、暗いキャラがいないので、結構ひどいことされてても楽しいテンションが落ちないのが非常に良いです。
 さて、この本は、死んでるのに天然で可愛くて明るい超淫乱な高橋さん(巨乳)と、トイレの花子さんの櫻子さんが引き起こすドタバタラブコメ(死語)です。まあストーリーはあってないようなものなので割愛。どうも壮大な設定があったようですけど、単行本一冊で話を終わらせられた様子。表紙裏で打ち切りなんですよと告白した後、嘘ですと言ってるものの多分真相は打ち切りでしょう。もちろん人気がなかったとは思えないので私はこう推理しています。連載の第1巻として売るよりこの1冊で完結する単行本のほうが売れるっ!!と。これは単に編集部が潤うというだけでなく、作者にとっても良いことだとおもいます。まだまだ知名度は低いのだから、いきなり話が終わらないという印象を与える本よりは、まずはこの一冊で評価してもらえる形のほうが良いだろうと。まあ、私はどっちでも予約買いでしたが。
 おまけで、他のサイトで目にしましたが、どうもこの表紙が工口いので一部の書店でモザイク?が掛かっていたようです。確かにあそこに絆創膏を貼っているんですが、その絆創膏がシースルー?!(笑 怖いものなしですかっ!
 好きな作家には甘い評価になりがちですが、好きなものは仕方ないということです。