槍衣七五三太(やりいしめた)/恋する放課後 (メガストアコミックス)

恋する放課後 (メガストアコミックス)

恋する放課後 (メガストアコミックス)

絵:★★★★★、話:★★★☆☆、工口:★★★☆☆
2007年2月2日初版第1刷
 成年雑誌は不況という声も聞こえるものの、次々と新人が登場するのは同人誌界活況の影響なんでしょうか。絵はきれいだし、女の子も可愛らしいので、それなりに人気が出るのではないかと思います。個人的にはツンデレヒロインの尚美の得点で「亮太がゆく」が一番よかったですが、男のガキがでしゃばるマンガはどうしても冷めるので、とびぬけた評価にはなりません。結構表情も描き分けていると思うのですが、リアル志向のためか表情にブレーキがかかってる感じです。イってるときの表情などは正当ではあるのですが、最近の流行からするとおとなしい印象です。その辺が読んでいて気持ちが盛り上がらない原因でしょうか。実は新人作家の購入基準のひとつは本屋でちょっとだけ立ち読みして感じるものがあるかどうか(別にあれが反応するというわけではないのだが)なんですが、この方の本ではそれがなくてしばらく買い控えてました。ただ、やたらamazonが薦めるので先日の某書店に出かけた際大量購入ついでに買った次第です。しかし、がきんちょの登場率が高いので次回もこれだと買いそうにありません。この作家は女性なんでしょうか? 子供が大人の女性をどうかして何が楽しいのか理解できないです。※絵のレベルは高いのに少年が出てくる話(少年少女の組み合わせはOK)に加えて、救いのない話(嫁が親戚のおっさんのなぐさみものになる話)でテンション下がりまくりの激辛批評になってしまいました。まあほっといても活躍されるでしょうから好き放題言わせてもらいました。