はっとりみつる/ケンコー全裸系水泳部 ウミショー(4) (講談社コミックス)

ケンコー全裸系水泳部 ウミショー(4) (講談社コミックス)

ケンコー全裸系水泳部 ウミショー(4) (講談社コミックス)

絵:★★★★☆、話:★★★★★
 今週の少年サンデーで、はっとりみつる氏の「ケンコー全裸系水泳部 ウミショー(1) (講談社コミックス)」がアニメ化されるというニュースが載っていました。いやぁ〜、めでたい! アニメ化そのものがめでたいというわけでもなく、これでまた世間での認知度が増えるという一ファンとしての喜びです。デビュー以来比類ない才能が認められ、あっという間にメジャー誌での連載を飾り今日に至りますが、まだまだ売れてもいいはずだと信じていましたので。
 昔から、「はじけるような女の子」というのはグラビアや小説などで言葉は知っていましたが、私自身具体的にそう感じたりイメージできたことがありませんでした。漫画という形ではじめてそう感じたのが、はっとり氏の漫画「イヌっネコっジャンプ! 1 (アッパーズKC)」に登場するユウキ(♀)でした(といいつつ記憶はいい加減なのでやや無責任発言です w)。ハイジャンパーを主人公にして文字通り跳んでるとはいえ、こんなにいきいきと動きドキドキさせる女の子の魅力をここまで表現できものなんだと率直に驚いたことを思い出します。2作目の「おとぎのまちのれな 1 (アッパーズKC)」はちょっとエッチな面を出しすぎて、魅力は水準以上ではあったのですが、結局私の中でははじけることはありませんでした。
 そうして、デビュー後連載3作目にあたるこの作品では、エッチすぎない主人公の女の子が不思議な魅力とはじける明るさで魅せつつ、脇を固めるサブキャラたちとともに、この上なく楽しい空間を形成しています。デビュー作にも和月という巨乳キャラがいて、いい雰囲気を出してはいたのですが、清楚さが足をひっぱった感があり、主人公の引き立て役で終わってしまいました。本作に登場するボインちゃんキャラ(古語)の「みれい」さんは、和月さんキャラを継承しつつ、エッチな下着を愛し、おまけに根っこにある工口さが随所に漏れ出る大変魅力的なキャラに生まれ変わりました。
 実際人気も高かったのか、今週号ではそのみれいさんが主役のサイドストーリーが展開されてましたから、ファンとしては大変うれしく、気づいてみたら延々とこのような文章を書いている次第です、はい。
 今後も週刊少年漫画まで手を広げてここに書くつもりはないのですが、応援する作家のニュースには反応していきたいと思います。