にくきうー/ちょい膣ちゃめ (OKS COMIX)
- 作者: にくきうー
- 出版社/メーカー: オークス
- 発売日: 2007/01/25
- メディア: コミック
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私の知る限りこの本は5冊目の単行本になると思いますが、初単行本の「ニクセン (DOコミックス)」以来のおつきあいになります。性描写が濃厚なために記憶では「やるだけ漫画」のような印象ですが、実際には毎回おもしろい設定とセリフが詰まっており(結構壊れていたり鬼畜なものがありますが)、ストーリー面でも楽しめます(決して中身があるわけじゃあ... ^^;)。デビュー当時は口リ鬼畜系作家かと思いましたが、その後順調にお姉さん系作品も発表されて、私の対象作品に入ってきて嬉しい限りでした。なお、これまで東京三世社(雑誌:愛!姫/哀姫)だったのが、最近はオークス(雑誌:夢雅/華陵学園初等部[レギュラー])や若生出版(雑誌:プルメロ)になりました。前者は口リ系中心(あとがきにもそう書いてました)なのであまり期待できませんが、後者(巨乳系雑誌)には期待してます。個人的にも息が長そうなのは後者の雑誌だと思うのですが。・・・余談が過ぎました。
この本の感想ですが、その華陵学園初等部を舞台にした「AVENGER」でラスト3ページに強烈な表情が登場しました。目を向いて、よだれを垂れ流しながら、おしりでイッてしまうシーンですが、こんな表情も描けるんですね。頭の中が完全に飛んでますよ、これ。直後の「duet」という作品ではそんなシーンを吹き飛ばすような好みのお姉さんが登場し、やっぱりにくきうー氏にはこういうキャラで頑張ってほしいなぁとしみじみ。まあ愚痴っても仕方ないですけど。更に、「いーっぽ!」という作品では自殺しようとした女子高生を死ぬくらいならその身体を好きにさせろという男の身勝手な話を愛情にすり替えて信じて生きていこうとする女の子のストーリーを展開したかと思ったら、「悪戯ウェイトレス」ではストーリーはそっちのけでハイテンションでヤりまくり。とにかく、てんこ盛りの内容でした。