英丸/モーレツ!ボイン先生 3 (アクションコミックス), 恋するエプロン (マンサンコミックス)

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恋するエプロン (マンサンコミックス)

恋するエプロン (マンサンコミックス)

 「モーレツ・・・」の方を買いに行ったら、もう一冊新刊が出てました。^^; 見ると読んだことある作品でしたが、ほとんどノーチェック。Amazonは最近ちっとも買いたい本をおすすめに出してこないので書店での購入が増えてきました。あれって登録すればするほど使えなくなっているような気がします。
 さて、「モーレツ・・・」ですが3巻めになります。今時の作品のタイトルとは思えないほどベタですが、内容はもっとベタです。工口漫画家の祭丘ヒデユキは自らの作品で、工口漫画家の聖地がバヌアツ共和国工口マンガ島であり、そこでは工口マンガでしか起こり得ない出来事が日常のように起こっていることを明らかにしていましたが、きっとこの漫画も工口マンガ島の出来事なんではないかと思うほど定番工口コメ展開満載です(^^;;
 主人公の河野(♂)はAV鑑賞(もちろんAVはAudioVisualの略じゃない)が趣味の産休代理教師。初日からAVの見すぎで遅刻したところ、学年主任 実季(みき)がお気に入りのAV嬢こずえとそっくりだった、という設定で始まります。
 河野はやりたい放題で、実季と昼食を一緒にしてたところ、バナナの食べ方が工口いというだけで誘っていると解釈し処女を奪ってしまいます。ところが奪われたほうも胸についていたスイカの種は恥ずかしがるものの襲われたことは許容し、後日気持ちよかったから許したとの説明。出てくる女性はすべて工口く、実際、実季はこずえの姉らしく、すぐにエッチに順応。こずえは凌辱好きのAV嬢ということで一応姉も同様という第1話目のフォローになっているのかも。新体操部顧問も工口工口、保健医は初モノ喰いが趣味で、女生徒の叔母が元有名AV女優と、まさに工口マンガ天国です。
 まじめにシリアスなストーリーを考えている作家に失礼なんじゃないかと思うほど、やりたい放題の話になっています。それでも、よくある話じゃないかと思いそうなんですが、河野のバカっぷりが一線を越えていて、かなり笑える話になっていてお薦めです。50過ぎの教頭を見た日には熟女ものAV(70歳)で抜いて「新境地開拓!」と自分を褒めたたえ、子供を母乳で育てている女性には「今一番マニアックな時期ですね」の一言。一瞬も気を緩めずに工口いことを考えてないと出ないセリフです。(笑
 3巻までサブキャラが次々に登場し、少々ヒロインの実季の出番が少ない気がしますが天然で比較的おとなしいこともあって、どんどん影が薄くなっているような気がします(確実に常人を超える程度に工口くなっているのですが、もうちょっとイジってほしいのです)。 ともかく理屈抜きにバカ話を楽しみたい人にはお薦めできるおもしろい本でした。
 「恋する・・・」は、どこで売っているのかわかりませんがComicキャンドールという雑誌で連載していたようです。料理教室に通うことになった主人公の甘久郎(かんくろー)が毎回女性とエッチするお話。とまあ、こう言ってしまうと身も蓋もありませんが、「モーレツ・・・」に比べると、かなり正常な感覚の世界観になってます。これはこれで悪くないのですが続けて読むとあまりに主人公の感覚がまともであるため平凡に見えてしまいました。こうして別の作品を読むと「モーレツ・・・」のハチャメチャなストーリーが計算ずくであることを思い知らされます。