ネットワーク事情

 最近NTTの代理店から光フレッツへの切り替えの案内や、プロバイダから契約プランの変更の案内DMが増えてきました。私はWEB検索やメールにブログ、たまにニコニコ動画などを見たりネトゲーをするものの、今のADSLの速度に全く不満もなく、むしろ光ユーザーが増えたらADSL回線のほうが空いてきて多少速くなるんじゃないかと感じているくらいです。値段も安くなるように書いていますが、使用中のプロバイダでの価格設定が書いていないため、実際いくらになるのかがよくわからないので切り替え動機になっていません。
 運良くキー局が近いせいかADSLといっても10MBps程度は出ているので結構きれいな動画のストリーミング再生をしても支障を感じたことがほとんどありません(たまにある)。今後10Mbps以上必要とするサービスって何があるんだろうと今更ながら検索してみたのですが結局よくわかりませんでした。
 昔は今のような高圧縮動画コーデックもなかったため、オンラインでハイビジョン動画を楽しむ時代が来れば、100Mbpsなんかは当たり前に必要になるかもしれないなどと思っていた頃もありましたが(ISDN時代)、PCのピーク性能が止まったあたりからアプリ自体も成長が止まったというか、それ以上のリソースも食うことがなくなり、結果インフラもあまり性能アップが必要と思わなくなってしまいました。
 Microsoft VISTAがそういう状況に反して、むやみにリソースを食うので、高性能PCを買う理由が、無意味に重くて使う価値がわからないOSを動作させるだけになっています。まったく時代の要求(ハードウェアメーカーからの要望はあったんでしょうけど)とは同期しなくなったので、個人的にはOS衰退期に入ったと感じています。
 Microsoft Windowsはいつまでたってもバグ修正の度に再起動させられ、時間が経つとアイコンキャッシュやら不要レジストリのチェックで重くなるのは変わらないし、これではちょっとだけMacOSXを見直す声や、特にGoogleが提供するようなWEBアプリが注目されるのも仕方ないかなと。
 前置きがむちゃくちゃ長くなりましたが、こういう技術の停滞感がネットワークなどを性能アップさせる気にさせないんだろうなぁと感じてる今日この頃です。私はずっと表示デバイス関連の技術研究者として飯を食ってきましたが、2011年から完全切り替えするデジタル放送の画質ベースではやる気が起こらなくなってきています。結果として今の一般消費者が死ぬまで使うことはなさそうな映画フィルム解像度を想定した4000x2000規格に向かっている状況です。
 正直、帯域をめいっぱい使ったアナログ無圧縮の映像規格が出てくれば、やる気出てくれるんですけどね。この辺は政治的な問題もあるので、これまた私が死ぬまでに実現しそうにありません。

 高速ネットワークを必要と思っていない自分を分析していたら、支離滅裂な訳分からん話になってしまいました。