牧部かたる/ゼンラブカツ (メガストアコミックスNo.135)

ゼンラブカツ (メガストアコミックスNo.135)

ゼンラブカツ (メガストアコミックスNo.135)

 「工口スな曲線」「真夜中のコンビニ」の作品に出てくる大人の女性には色気も工口さも満足できるし、いかにも悪そうな顔のおっさん連中もいい味出しています。しかし、巻頭の「快感乙女合宿」で男がやたらガキっぽい表情で、はしゃぎすぎてるのが鼻についてしまいました。あまり低年齢層(精神的にも)のキャラは描いてほしくないですね。ガキっぽい顔(鼻がない)の漫画は見てるだけでキツいです。「工口スな曲線」も女性はよかったのですが、少年が行為の途中に時々見せるギャグ漫画のような興奮した顔が出てくると一瞬萎えてしまいます。ラストでバックからアナルに親指をひっかけて尻をつかむ辺りのシーンなどは最高に工口いだけに中盤の萎えは悔やまれます。この辺のシーンと床屋の漫画に出てくる不動産屋のオヤジ(残酷さのない小悪党で、見た目が悪人顔のキャラは好き)がねちっこく絡むマンガも読んでみたいです。裏表紙のサービスマンガの女の子の表情はよかったです。
 定番ではあるのですが、言葉では反発しようとしているのに凶器のような男のアレに無我夢中に腰を振ってしまう工口い(けどどこかで貞淑でいようとする)大人の女性をもっと描いていってほしいです。そういう意味では「堕落」という作品が一番のお気に入りかも。ママの顔はこの本の中で一番工口かったし♪