やばい...

 ブログ書くのも忘れてこの数日間、仕事から帰ってから寝るまでの時間、ニコニコでMAD-PVを観て過ごす割合が急速に増えてます。9月8日で取り上げた合成音声とアイマスの組み合わせにPerfumeというテクノポップ音楽のアイドル(?)ユニットの曲を一緒にした作品がニコニコ動画にUPされているのを観て、確実にこれらをおもしろいと感じる人たちが増えていることを一緒に実感しています。
 はっきり意識するようになったのは確か小室哲哉の楽曲からだったと思うんですが、ヴォーカルの声にかなり強烈なエフェクトをかけっぱなしでほとんど最後まで曲を歌わせる演出(?)が聞こえてくるようになりました。それまでにもアイドルの下手な歌声にエコーかけるのは当たり前で、多重に声をかぶせたりビブラート入れたりと生歌を聴くとその違いにびっくりするような加工がされるようになってましたがここまではあくまで元の声をそのまま良くしようという試みでした。小室の曲ではそうじゃなくて完全に声を変えてしまっており、それまでテクノの世界では珍しくなかった手法を普通のJポップで登場してきたのは大変興味深く聴いていたことを思い出します。
 つまり、機械合成ではきわめて困難と思われていた人間の肉声を、演出のおもしろさ(新しさ)から機械的に加工することで、合成音声っぽくしていたわけです。そういう歌声もアリだと思うようになっていたところに、こうして合成音声の技術が向上してきて(元サンプル音はまだ人間の肉声ではあるのですが)思った以上に抵抗なく合成音声のみで唄う曲が聴けてしまうことに、不思議なおもしろさを感じ、ここ数日夢中になって聴いてます。実際人間そのままの声をおもしろくないと感じる人たちが居たわけで、普通の声ではない萌え声(?)という素材が活きてる気がします。私はそういう作った声も声楽家の生声も好きなものは好きなので節操ありません。別に自然なことが無条件に良いなんて考えたこともないので。