木谷椎(きやしい)／乙女の恋愛情事 (いずみコミックス)

乙女の恋愛情事 (いずみコミックス)

　純愛果実の表紙を飾るだけあってカラーページの色塗りは上手いですね。巻頭の作品みたいにラブラブな話ばかりかと思ってたのですが間違ってAV撮影されてしまったり、妄想絵だけど触手シーンがあったり、スパンキングされたり、父娘相姦と、思ったよりいろんな設定が楽しめ、軽いばかりの話じゃないのはよかったです。決して重い雰囲気になる話はなてエンディングはほとんど幸せな感じで終わるのも好きです。夢魔が出てくる作品もそうですが触手系の話が好きなんでしょうか。あんまり買ったことがない本なので新鮮です。基本的には巻末の作品みたく・・・大好き、お兄ちゃん・・・みたいな展開は得意そう。これで初単行本。かなりレベル高いんじゃないでしょうか。
　「日本帝國図書館」という名前の同人サークルでも活動されているようです。最近は同人のおかげか初単行本からレベルの高い作家が少なくないですね。こういう方の同人誌なら白い鉛筆書き原稿を高値で売るようなこともないんでしょうね。相変わらず同人コミック≒手抜きみたいなイメージが強くて*1...

*1:そうじゃない作品があることは知ってはいますが