あのマンガ家の喜国氏の本ですが、マンガではなくエッセイ。正直全然知りませんでした。この方がここまでディープなBibliomaniaとは。しかも古書の。普段エッセイを読むことは少ないのですが、この本は単純に楽しめたし、何より神保町にしょっちゅう足を運んでは半日以上過ごしている、プチ本好き
*1オヤジの私としては、神保町の楽しみ方を教えてもらった気がします。冒頭の話はどこまでネタなの?とつっこみ入れたくなる展開で、事実なら是非その現場を目の当たりにしたかった〜。20年以上前はもっといろんな書店があって大量購入する客を目にすることはあったのですが、最近は(宅配しているだけかもしれませんが)全然目にしなくなりました。まあ私が足を運ぶのは土日だけですからそういう方々とは行動周期が違うのかもしれませんけど。昔、
ウルトラジャンプという小説系雑誌からアニメ化された「
R.O.D -READ OR DIE
*2」という'紙'使いの話があったのですが、その中で初めてBibliomania(=書籍収集マニア)という言葉を知りました。私の父がそれに近いものがあって、私自身の部屋もそうでしたが、実家は家中の壁という壁が本で埋め尽くされていました。まあ、単に収集家というよりはそうなってもおかしくない仕事をしているせいでもあるのですが、
稀覯本(きこうぼん)という言葉が普通に家族の会話に出てくるのはちょっと一般的じゃなかったと今更ながら思い出します。ともあれ、私は母似のおかげで収集癖は全くなく、本は溜まりすぎたら出来るだけ捨ててる派です。学生から社会人になった時は、やけくそ状態で
*3ごみ袋に大量の工口コミックをそのまま放り込み廃棄。今考えたら、二重にしたから破れて出てなかったとは思うけど、異様に重くて、本の形が突き出たごみ袋ってかなり怪しいですよね。中をチェックされていたら、どれだけ買ってんのと管理人さん(♀)に白い目で見られていたかも
*4。
すっかり脱線してしまいましたが、この本を読んだおかげ(?)か最近モチベーションが下がっていた読書魂がちょっとリフレッシュされ、昨日今日と大量購入した積み本の横でこうしてブログを書いてます。工口系は明日見に行こうと思ってるけど、そもそも
購入予定の新刊の最大数が少ないので10月はここのブログに書くネタはやっぱり少なくなりそうです。