天王寺きつね/オルフィーナSAGA (4) (角川コミックス ドラゴンJr. 78-14)

オルフィーナSAGA (4) (角川コミックス ドラゴンJr. 78-14)

オルフィーナSAGA (4) (角川コミックス ドラゴンJr. 78-14)

 表紙絵はあれですが、工口マンガじゃありません。もっとも最近の内容は15R以上にしたいくらい人が無残に死にまくってますし、お子様向けの話じゃありません。絵が残酷だけでなく、死んで欲しくない人物が亡くなるのは精神的にきついです。この作品は悲劇の中でいろんな憤りを感じるのですが、統べる者の気持ちなど、他の作品では得難いものがあり、もちろん登場人物の魅力から最後まで見届けたいという思いでこれまで読み続けています。旧1巻だけは第3版ですが、以降は発売日ごとに購入してきましたから、読み始めてから12年半になります。そんなことを思っていたら、あとがきにて、最終回まであと2巻だと宣言がありました。いつか終わりがくることは承知していたわけですが、やはり寂しい感情が抑えられません。ともあれ、最終巻は前巻とのペースを維持すれば2009年11月*1。15年に渡る長編大河ドラマがいよいよクライマックスを迎えようとしています。
 今回もいろいろありました。ヒルツ...(スクーニャと幸せになってほしかった)。ところで、ルクニエッカが登場したシーンで、そのルッカの目、メイルラのお腹、そして笑う唇のアップと、セリフのないコマが続くのですがあれは何を暗示しているのでしょう。よくわかりませんでした。どんどん刊行時期が延びて前の話を忘れているのも影響してそうなので、また時間あるときに全巻読み直したいと思います。ともかく、どんどん背景は明らかになってきており、どういうまとめ方をしてくれるのか期待せずにいられません。
 なお今回もドラゴンエイジを買わないと応募もできないキャンペーンで、ファンブックが手に入るようですが、無料じゃないんだからそういう縛りはやめてほしいなぁ。しかも昨日の鈴玉さんのと同じく郵便小為替。面倒なのでこれまで一度も申し込んだことがありません。普通に売ってれば確実に買うのに...。

*1:SAGA編に入り、1⇒2巻が4か月、2⇒3巻が8か月、3⇒4巻が12か月。この4か月増の周期になってしまうと、5巻が2009年3月、6巻が2010年11月になります