鈴玉レンリ/red corolla 初回限定版 (ホットミルクコミックス 249)

red corolla 初回限定版 (ホットミルクコミックス 249)

red corolla 初回限定版 (ホットミルクコミックス 249)

 『ばんがいち』系の最後は鈴玉さんの作品。雑誌は読まないんですが、好みの絵の作家なので当然のように初購入ではありません。2003年から毎年11月に単行本を出し続けてます。絵は着実にうまくなっていて、今回デビュー作とその続編(書き下ろし)を収録していたので、その上達具合がよくわかりました。
 激しい乱暴なエッチが好みの人には物足りないかもしれませんが、女性作家らしく、二人*1の心情を大事にした作品が多く、安心して読めます。決して工口さが足りないわけでもなく、いつも完成度は高いと感じてます。今回「天使のレッスン」という作品で大人の女性と可愛い少年(家庭教師と生徒)の関係が描かれていますが、作家の腐女子魂がショタに向ける想いを作品にしたというのは考えすぎでしょうか。こんな風に少年を見ている女性の気持ちというのは男性には想像もつきませんでしたから。すごく純粋な感じがして、それほど引かずに読むことができました。小さな男の子と女性が関係を持つ話は非常に多いのですが、最近でこそ工口本屋で女性をよく見かけるようになったとはいえ、元々読者の割合としては絶対的に多いと思われる成年男子にとってショタが出てくるマンガ(一応女性が相手なのでいわゆるショタマンガとは違う)って受けはよかったんでしょうか。私はおどおどした少年キャラなら女性のお姉さん属性がコントラストとして映えるのでOKなんですが、生意気なクソガキが登場すると、ほとんど読み飛ばしていました。
 脱線してしまいましたが、今回は初回特典でイラストブックがついてきます。あっ、だから300円も高い...*2  ともかく、過去の単行本と今回のを合わせた表紙絵の5人の少女が題材になってます。私は前作のPurpleの少女が好みですけど、結構この特典の中のマンガへの登場率も高くて満足。しかし、その内容を読むと名前がついてないとか。てっきりこのPurpleの女の子は前作の作品「恋愛契約」で登場した、まどかという女性かと思ってました。確かに髪の長さは表紙絵のほうが全然長いですね〜。
 さらにWEBで壁紙を入手するサービスもあり、7枚ともしっかりGETしてきました♪ そろそろ壁紙はUXGAかできたら1920x1200くらいで欲しいですけどね。それにテレカ応募者全員プレゼントは郵便小為替がいるようですが仕事があると郵便局行くの面倒なんだから普通にオンライン販売すればいいのになぁ、などと苦言。もっとも私はテレカ集める趣味はないので購入予定はありませんけど。

*1:基本的に他の登場人物がない男女二人のお話で構成されます

*2:表紙絵入れて28p