川津健二朗/恋花温泉 (5)

絵:★★★★★、話:■■■■■、愛:♥♥♥♥♥、次回購入意欲:♪♪♪♪♪

恋花温泉 5 (ジェッツコミックス)

恋花温泉 5 (ジェッツコミックス)

 恋花温泉5巻めです。前巻新キャラ瑠梨香に続いて、今回は男性キャラ柊平が登場。見た目は女性でアレはスゴいしH妄想好き(?)という設定で工口展開要員の素質抜群です。しかし、ひとりHで「いっちゃう」って声に出す男は絶〜〜っ対いないです。これだけは作者につっこみ入れさせて欲しい。
 さて、その柊平はいきなり瑠梨香狙いでいい雰囲気になってるし今後の展開は決まりですね。実際秋山の気持ちが傾く可能性はないし、このほうがラブラブな空気を乱さないしね。作者もノッて描いているのを感じますが、登場キャラ間で非常にいい関係を築いていてその点でも読み手として安心感を感じます。この舞台設定であんまりひどい展開じゃ読む気しなくなりますが適度な事件(刺激)もありダレた感じがないのもいいですね。ラブラブだけでなく適度な笑いもあり楽しめます。笑いといえば、アイドルのKALINが登場する回で三女の萌花とじゃれてる所にお相手の男性が到着して発した一言には笑いました。間男が現場を押さえられた時にも使えそうです(ただしリアルに使うと逆鱗に触れます)。外国人カップルのお話も単にオタクっぽいネタでちゃかすんじゃなくきちんと恋花旅館の世界感でストーリーを作られていたのも好感持てます。またメインヒロイン(のはず)の野々花さんの話がないなぁと思ってたらきちんと巻末にその話を持ってくるあたり計算済みなんでしょうか。非常に満足感の高い一冊でした。このシリーズはまだまだいけそうです。