支倉凍砂(はせくらいすな)/狼と香辛料 (7)

話:■■■■■、イラスト<文倉十(あやくらじゅう)>:★★★★☆、愛:♥♥♥♥♥、次回購入意欲:♪♪♪♪♪

狼と香辛料〈7〉Side Colors (電撃文庫)

狼と香辛料〈7〉Side Colors (電撃文庫)

 アニメも絶好調(らしい)です。シリーズ第7巻になります。つい最近6巻を読んだのに早いなぁと思ったら雑誌で連載していた短編作品集(書き下ろしあり)でした。しかしこの巻は読む価値大でしたね。本編の主人公ロレンスは登場はしているものの完全にホロが主役になっており、しかもホロ視点の話まであり、彼女のことをより理解したいと思ったらこの巻は必読でしょう。相変わらず会話の掛け合いが楽しくて、読んでいる最中始終ニヤニヤしていたんではないかと心配です(通勤中に読んでたのでキモいと思われたかも)。また、作中でのホロのセリフから改めてロレンスが居るからこそ、このシリーズがおもしろいんだと再認識しました。世間的にはホロをかわいい、かわいいと愛でるだけのような反応が多く見られましたが、私としてはロレンスしか登場しない作品も読んでみたいんです。一度検討してほしいですね。窮地に立たされたときでもこれだけの度胸や判断力などが発揮できるロレンスの生い立ちには大変興味を持っていますので。