アサミ・マート/木造迷宮

絵:★★★★☆、話:■■■□□、愛:♥♥♥♡♡、次回購入意欲:♪♪♪

[isbn:9784199500763:detail] こちらは一般向け。初単行本だそうです。いまいちアンテナには掛からなかったのですが表紙絵や帯の惹句を読む限り和テイストの作品に間違いなく、単純にその理由だけで店頭初見で購入を決めた一冊です。

 内容は、古い二階建ての一軒家に同居する三文小説作家のダンナさん(コーイチ)と住み込み女中のヤイさんのお話。名前がいいですよね、「ヤイさん」って。犬に比べて猫さんの描き込みが足りないのが不満ではありますが、作品全体のほのぼの・どたばたした雰囲気は狙ってようがそうでなかろうが嫌いじゃないです。一軒家に可愛い女中さん(年齢は書いてなかったと思う20歳前半か?)が住み込みという設定ですから工口マンガなら2,3ページ目にはもうヤっちゃてるところですけど、もちろんこの作品にシモの話はありません。少年の妄想はありましたけど。代わりに、柿の実を取ろうとして肩車して太ももや脛のすべすべした感触にドキドキしてみたり(鼻血まで出してるし)、ほろ酔い気分のヤイさんの熱い吐息にときめいたりと、最近じゃ中学生でもしないような純情っぷりは少々やりすぎな感がありました。二人がお互いを大事に考え始めていく流れは好きなんですが、先にヤイさんがどうして住み込みをすることになったのか等、人物像をもっと掘り下げてから二人が接近してくれる展開のほうが自分としては感情移入しやすいかな。