ポン貴花田/ぴたごらすびっち
絵:★★★★★、話:■■■■■、愛:♥♥♥♥♡、次回作購入意欲:♪♪♪♪♪
ぴたごらすびっち (WANI MAGAZINE COMICS SPECIAL)
- 作者: ポン貴花田
- 出版社/メーカー: ワニマガジン社
- 発売日: 2008/04/26
- メディア: コミック
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読んですぐ感じたのが、違和感(いい意味で)。すごく話に小ネタやギャグが仕込んであって書き手のポン貴花田さんがノリノリな感じ。元々楽しい話も描ける作家だと思いますが、ここまではじけたノリだったかなぁ〜と。また時間あるときに以前の作品をチェックしようと思います。とにかく工口もしっかりあって満足度は高いんですが、いつもと違う雰囲気の楽しい話に仕上がっていました。ちょっとノリすぎの感はありましたけど、ここは敢えて突っ込み入れずにスルーしようと思います。ちなみに巻頭から続く菜々姉と伸とのバカっぷる変態ストーリーは「みるきぃぱいらんど (ワニマガジンコミックス)」の作品からの続編。確かこの時の本も結構ギャグ話がありましたけど、今回はそれをも上回ってます。
こういうノリは前半までのようで、後半の作品からは空気も重く、一気に淫靡なダーク工口ス展開。『性母』では見合いの時の道代の美しさが脳裏に残って、農家のクソオヤジどもに犯され乱れる様が工口い。『孵化』ではこの方の作品では初めて見るような険しい表情の男。いい感じに工口いムードが高まってきました。そして次のタイトルは『名探偵コーマン』....。締めは「日本猫耳化計画」。前者は語るまでもない展開でした。もちろんお笑いのほうの。結局ほとんどコミカル路線だったような。私の所有していた本がたまたまリアル路線なだけで、これが本来の姿なんでしょうかね。少し予想と違う展開だったので面食らいましたけど、個人的に工口コメ好きなので大歓迎な本でした。