大見武士(おおみたけし)/完熟マインド

絵:★★★★☆、話:■■■■□、愛:♥♥♡♡♡、次回作購入意欲:♪♪♪

[isbn:9784845833900:detail] リコリス((アドエス用の[http://icchu.seesaa.net/article/89960770.html:title=コミック発売日確認ソフト]))を見ていたら大見氏の本が4/30発売となっていたのを見落としていたことに気づきました。リイド社か...。発売予定日の2,3日前だったらあの本屋まで行けば確実に置いてあるだろうと思い、会社の帰りにわざわざ大〜きく遠回りして、ただただ大見氏の描くボケとぬめりを期待して買ってきました。

 というわけで期待に胸膨らませて読み進めたところ、単なる実録H話*1であることがわかりました。終わり。皆さん、裏表紙もちゃんと目を通し確認してから買いましょう〜 (なお、はてな提供の表紙絵のカラーが違いすぎるので別途入手した表紙絵を残します)
 まあ、あとがきを受けての冗談ですが、中身を確認せずに買ったのは事実。こういうのを買うのは八月薫さんの本以来かな。実話か創作かはどっちでもいいんですが、日々エロマンガを読んでいる身としましてはどれもありそうな話ですねとしか..(嘘)。お弁当屋の話が結構好きかなぁ。単に、可愛い年上女性にああいう反応されたら確かにグっとくるかもと同意してしまったので。そういえば、こういうシリーズにしては定番の劇画調の絵ではなく、いつもの大見氏の絵でした。ただ各話の扉絵はちょっとリアル系。こういう絵も描かれるんですね。正直顔が怖いんで二度とやらないように (−_−#
 冗談も何度も言うと本気で言ってるみたいなのでやめます。でも、今回の本ですが、淡々と実際にありそうでない、じゃなくて、なさそうであったらしい、Hなおいしい話が10作品も載っているのに、全くボケなしのぬめりなし。もちろん実録本でボケ入れてる場合じゃないですけど。その反動か、あとがき漫画(巻末からカバー下の計3ページ)はいつも以上に笑えました。ともかく、今回は純粋に王道の工口話を大見氏の絵で楽しむという余興だと考えれば買ってからがっかりせずに*2楽しめるんじゃないでしょうか。表紙絵は腰回りがボリューム不足なので少々残念ですが、なかなか春らしい色づかいがいい感じです*3。本編はすべて丁寧に描かれていて実録にしてはかなりセックスの時の体位が豊富です。この辺は普通に工口マンガとして演出が効いていて楽しめますね。さすがに全編リアルなまぐろセックスしていたら、それはそれで笑えますが。
 現在も少年画報社(ヤングコミック)でお仕事されてるようだし(楽しい話はこちらに任せて)、絵の色気不足を強化する意味で、このシリーズではボケ抜きの工口作品を極めていくのがいいことのように思えてきました。買って損した気は全くないのに、少しネガティブな感想になってしまいました。

*1:リイド社の「突撃!おいしい体験」シリーズ

*2:結局がっかりしたことをばらしてるし

*3:梅か?