佐原秀和/兄嫁

絵:★★★★★、話:■■■■□、愛:♥♥♥♥♥、次回作購入意欲:♪♪♪♪♪

兄嫁 (MDコミックスNEO 20)

兄嫁 (MDコミックスNEO 20)

 おまけは巻頭のカラーイラスト1枚のみ。あとがきもありませんでした。なんとなく寂しい。

 ともかく、佐原氏としては2冊目。旧PNのうめやしきみつよし名義自体多いし(6冊)、その中に佐原名義で描いた作品も含まれていますので全然若手ではありません。うめやしき名義の本は全部持ってませんが好きな絵柄の作家のひとりです。ただし、前作の本から3年半。新刊情報を見るまですっかり忘れてました。でも、前作「したぬれaccident (ミリオンコミックス)」を読み直すと、絵柄とかキャラの雰囲気とか結構好きな作家であることを再認識して、早売りを買いに行くほど新刊発売日を楽しみにしていたわけです。内容は期待以上。前作以上に絵も話も好みに合う作品が揃ってました。身体のラインもかなりエッチでいいのですが、顔、特に目の表情が好きで、どの作品の女性も大変魅力的に描かれています。シナリオに凝ったものはないのですが、エッチな展開を楽しむのが目的なら読者には過不足無いストーリーだと思います*1。長く活躍するにはシナリオ面でも魅力が欲しくなりますが、今は絵の魅力だけで満足してしまいました。
 10作品どれもよくて選びにくいのですが「TERRIBLE LIE」の絢(あや)さんを取り上げてみます。友人のお母さんという設定なんですが若く美しいスタイルと美貌の持ち主。大人の女をきどるように*2下着にYシャツだけの姿で主人公の青年を誘惑するわりに不意打ちの攻撃(パンティーずらし)に動揺し、深いところを急ピッチに突かれてあっさりイッちゃってます(w ところが一旦は冷静に戻り、『こんな関係はよくないのよ』などと諭してみたり…。すっかり夢中になってるのに冷静さを保とうという、可愛い大人の演出は好きですね。「サンタがウチにやって来た?!」の仁美や「妄想えくすたC」のあかねのようなストレートな可愛さも悪くないのですが。ちなみに「たったひとつの冴えたヤリ方」に登場するエッチ大好きなツインテールのヒロインと、「Like a ご×げんよう」で二穴で失神する綾乃は同一人物なんでしょうかね。あまり見ない髪型なのにひとつの本に2回も登場するので何か裏設定でもあるのかと思いました。ストーリーはエッチであること以外繋がりはないんですけど。

*1:そういう意味で話の評価は満点じゃないのですが

*2:事実大人ですが