創出版/創 The Tsukuru 2008年8月号

創 (つくる) 2008年 08月号 [雑誌]

創 (つくる) 2008年 08月号 [雑誌]

 漫画出版ネタが多くてたまに買う雑誌ですが、今月号は小学館の例の話や幼女誘拐殺人の死刑執行や盗撮タレント出所など話題も豊富。これらの加えて買う決め手になったのが立ち読みで偶然開いたページにあった論説「朝日新聞社論座』休刊説に提言」。まあ『論座』そのものは買ったことがないので(ちら見したことはあるけど)どうでもよくて、広告批評の話も知っていたのでほぼスルー。この後に『KING』もこの秋休刊を既に発表、と書いてあるのをみてマジで?!と思ってしまったわけです。実は記事にはちゃんと「講談社の・・・」と書いてあるし、この記述がなくてもKINGはKINGであって『ヤングキング』ではないわけですが普段漫画ばっかり読んでいる上にKINGという男性向けライフスタイル誌なんて洒落た雑誌の存在など頭の片隅にもない私にとっては情けない勘違いでした。まあなんとなくですが「ヤング・・・」がつく青年向け漫画雑誌の中では少し影が薄めだし(好きな漫画もあるんですが)、ヤングサンデーのこともあったので、あり得ないとは思えなかったのが敗因。
 この記事を読みながらもうひとつ思ったのが、最近その広告批評やKINGやヤングサンデーなど随分前から休刊を宣言する雑誌が増えているのはどうしてなのかという点。工口マンガ雑誌なんか最近ではコミックパピポのような老舗コミック誌でもいきなり休刊してしまいましたが、一般向けだからといって早く休刊を宣言する習慣があったというのは認識がありません。残念ながらその私の問いにこの記事は何も答えてくれませんでした。読まれなくても休刊になる雑誌なら予告したところでますます読まれなくなるだけだと思うんですけど何か駆け込みでちょっとは売り上げUPするんでしょうかね。