川津健二朗/恋花温泉(6)

絵:★★★★★、話:■■■■■、愛:♥♥♥♥♥、次回作購入意欲:♪♪♪♪♪

恋花温泉 6 (6) (ジェッツコミックス)

恋花温泉 6 (6) (ジェッツコミックス)

 今回は長女の楓花(ふうか)さんの昔のラブストーリーからスタート。事故を起こた楓花が診てもらった病院先の医学生 柿崎と出会い、初キス、初体験と、まだ少女の香り漂う初々しい楓花さんは非常に魅力的に描かれておりました(おっぱいも)。柿崎も楓花のまっすぐな気持ちをそのまま受け止め、濁りのない行動は非常に好感度が高かったです。しかもこのお話は安直に楓花の初体験話をして終わりではなく、この恋花温泉の再建のきっかけや想いを理解するのに非常に重要なストーリーでもありました。また前巻に続いて大きなストーリーのひとつになっている男が苦手だった瑠梨香と柊平とのお話。どういう展開になるかと思っていたら、すっかり商魂たくましくなった楓花さんのアイデアでまさかの温泉王子キャラをやらされて、ややお笑いムードに。しかし、ちゃんと話の締めは二人を接近させ、また次巻での楽しみとして持ち越し。そしてラストはもうひとつのメインストーリーである秋山と次女 野乃花とのお話。いつもムードたっぷりにラブラブ展開がまぶしいのですが、今回前巻ほどのラブ度ではないものの野乃花さんの初ひとりHシーンが登場し秋山への切ない思いを表現しておりました。ネタっぽい話が全くないわけじゃありませんが、丁寧な演出とストーリーにエッチな展開も楽しめる作りになってて、この巻も大変良作でした。