アトリエサード/TH no.35【特集】変性男子〜HENSEI☆DANSHI〜
変性男子〜HENSEI☆DANSHI (トーキングヘッズ叢書 第 35)
- 作者: アトリエサード
- 出版社/メーカー: アトリエサード
- 発売日: 2008/08
- メディア: 単行本
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で、巻頭の作品は、いわゆるふたなりモノでショタばかりが登場するわけではないのですが、どんどん少年嗜好が強くなり最後のほうになると年齢こそ少年なんですが行為や描写が完全にホモマンガそのものでした。この本、まんが王倶楽部のコミック発売リストでもボーイズラブではない成年指定商品扱いになっているし、実際非常に多くの書店で成年向けコーナーに混ざって平積みしていました。※別に怒っているわけじゃないのです。また、ちょうど同じような時期に
- 作者: 井ノ本リカ子,BENNY’S
- 出版社/メーカー: 松文館
- 発売日: 2008/07
- メディア: コミック
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話を戻して、実際この『ショタ』ジャンルはいったいどういう読者層に対してのものなのか私自身よく理解していないところがあり、今回トーキングヘッズ叢書の特集記事をいくつか読み、ショタや女装に対する認識を深めようと思った次第です。
記事の中でショタの同人誌即売イベントのレポートがあるのですが、一般参加者は90%が男性だったそうです。これだけ見ると(同人誌に興味を持つ人の数自体、男性が圧倒的なのかもしれませんが)男性をターゲットにマーケットが成立しているようです。またショタの中に非常に多くの派生ジャンルが生まれており単に人妻モノとか姉モノとは違う印象を受けました。実際、他の記事からも、男性が『男』という制約から解き放たれ、純粋に愛でる対象としての表現が『ショタ』であるという考え方が読み取れたし、ペニスは攻めの道具じゃないという意見なども、実際成人男性に比べたら幼く弱々しいものをなぜ敢えて描くのかというと、小っちゃなペニスが可愛いアクセサリのようなものとして扱われているのかもしれないと思いました。もちろん取り外しできるようなものでもありませんから、その少年自身のものとして特に愛される対象のひとつなのだと思います。私のMyFavorite作家である、かるま龍狼氏やみやびつづる氏も好んでショタの登場するマンガを描かれているのですが、これは作品を読んでもエロスよりも可愛いがることに視点が移っていたような気がします。
それでも私は女の子ではなく男の子である意味がまだよく理解できていません。確かに女の子のふたなりとショタは女性器がないという点が重要ではない気がします。なぜだか分かりませんが。男同士のボーイズラブは読んでて正直気持ち悪いのですがショタは確かにそれほどでもないのは何故か。間違いなく可愛いとか萌える何かがあるのではないかと思いますが、まだまだ、この世界に足を踏み入れるのは私には時期尚早のようです。ショタ同士が絡んでいても何にも感じるものがありませんし、女性が主役になって初めてショタの存在が可愛いと感じるように思うのです。
などと、海外出張を翌日に控えながら、こんな話を延々書いてしまいました。明日は朝早いのに全然着替えとか準備終わってないし・・・。
*1:実際これまで二人の既刊ショタ本は買ったことがなかった