作画:瀬口たかひろ、原作:原田重光/オレたま 1、2

絵:★★★★☆、話:■■■■□、愛:♥♥♥♥♥、次回作購入意欲:♪♪♪♪♪

オレたま 1―オレが地球を救うって!? (ジェッツコミックス)

オレたま 1―オレが地球を救うって!? (ジェッツコミックス)

オレたま 2―オレが地球を救うって!? (ジェッツコミックス)

オレたま 2―オレが地球を救うって!? (ジェッツコミックス)

 先日第2巻を買ったとき、またレジでバイトのにいちゃんに帯を思い切り破られてしまいました。もちろん自宅で気づいたわけですから後の祭り。うっかり確認するのを忘れて、その店で今回2回目。紙袋への入れ方が雑すぎるんだよなぁ。ビニルで覆うのは勝手だけど発注帯を抜きやすくしておけよと言いたい。こういういいかげんな店員がいるから書店で買うのは気が重い*1。まあ大雨でも買いに行けるほど近所の書店なので全く使わない選択肢が選びづらい問題はあるけど当分は使うのはやめよう。・・・と本と全然関係ない愚痴で始まってしまいましたが、この本を手にしたら毎回帯の破れが目に入るのだから仕方ない。(--#
 なお来月29日に3巻が発売されるため(?)なのか、その書店で2巻が大きく取り上げられてました(要するに大量平積み)。単純に人気が出てきているんでしょうか。
 絵は瀬口氏で原作者があの原田氏ですから容易に内容は想像できるわけですが、期待通りのエロコメが楽しめる内容になってます。秀逸なのが、主人公の航太が30日後の20xx年7の月までに射精したら魔界の女王の封印が解けて、というか右の玉袋から出てきて、世界が滅ぶという設定。どう考えても無茶なんですが、なんとか堪える航太のガンバリが笑いを増幅しています。そもそも単にエロいシチュエーションになるだけでも漏らしそうな航太が、バイト先の天使*2美奈与ちゃんに告白され、酔いをさましにラブホテルに入ったところで1巻は終わり。エロだけでなくラブまで加わって舞い上がった童貞M男が漏らさないはずがない、という中での2巻。おまけにその美奈与ちゃん、酔うとインランになっちゃうためエロエロ&ラブと容赦ない誘惑。・・・というわけで航太くん、さすがに出しちゃいました、ちょっとだけ(笑 これで何もなかったら男じゃないとまで思っていたのですが、驚きはその後ガマンしきったこと。2巻の帯にある『このガマンがすごい!! 2008年第1位獲得!!』は伊達じゃありません*3
 他にもおもしろいエピソードやネタ満載で、もうひとりのヒロインについて敢えて触れませんでしたが、瀬口氏の作品としては私的に歴代一番の出来になりそう。正直この1巻を買いそびれていたのも既刊があまり趣味に合わなかったためですが、原作の力は大きい。ただ瀬口氏自身の評価も確実に上がっており最新号ヤンチャン烈14号ではなかなかの出来の巻頭読み切り作品が載ってました。

*1:なんだかんだ言っても大手のトラなどは気配りを感じる。苦情を言う客が多いせいもあるんでしょうけど

*2:悪魔は登場しますが、美奈与ちゃんは文字通りの天使ではありません

*3:もちろん、これは本屋大賞などのパロネタでしょう