清野静(せいのせい)/時載り(ときのり)リンネ! 第1〜3巻

話:■■■□□、イラスト:☆☆☆☆、次回作購入意欲:♪♪♪

時載りリンネ!〈1〉はじまりの本 (角川スニーカー文庫)

時載りリンネ!〈1〉はじまりの本 (角川スニーカー文庫)

時載りリンネ!〈2〉時のゆりかご (角川スニーカー文庫)

時載りリンネ!〈2〉時のゆりかご (角川スニーカー文庫)

時載りリンネ! 3  ささやきのクローゼット (角川スニーカー文庫)

時載りリンネ! 3 ささやきのクローゼット (角川スニーカー文庫)

副題:第1巻 はじまりの本/第2巻 時のゆりかご/第3巻 ささやきのクローゼット
 ようやく3巻まで読み終わったので簡単に感想を。この作品、元々奨励賞受賞作だったのを書き直して現在3巻まで発売中。こういうビブリオマニア系の話は好きなので特に前評判も聞かないままに購入しました。滋養のある本を読むことが食事に相当する『時載り』という種族のお話なんですがヒロインのリンネは制限があるものの時間を操ることができるし、そのボーイフレンドの妹は言霊使いで発した言葉どおりになるという、まさにやりたい放題の超インフレ能力。ただし主人公が小学6年生ということも理由なのか、悪事に使う発想がなく実に真面目。イマイチ世界観の描写が弱いし、理屈に合わないと感じる点もあり、評価はいまひとつ。