LINDA／Ｗ -HIP-

絵：★★★★☆、話：■■■■□、愛：♥♥♥♡♡、次回作購入意欲：♪♪♪♪

W-HIP- (タ゛フ゛ル-ヒップ-) (富士美コミックス)

　エロい絵の表現は言うことなしですが、なんというか、１パイめはおいしかった母娘どんぶりが２ハイめはお腹いっぱいで感動がなかったみたいな、そんな感じ。贅沢な話ですが、もっと２冊の間に違いがあればよかったと思います。「ＨＩＰ」の副題がつくこの本のほうがバックとか尻のアップが多い印象はありますがフェチを感じるほどの話もなくて、結局のところ１冊にまとめると４００ｐを超えてしまうので２冊にしたという以外の理由はないようです。
　お話は「ＰＡＩ」に比べると好きな話もなくて魅力的なキャラがいなかったのも少しマイナス。あまり興奮するようなこともなく読み終わってしまいました。元々絵柄(顔)があまり好みじゃないのと、石ノ森章太郎氏のように指で掴んだ部分に変に皺が入る皮膚表現、なんだか怖い皮膚色など、前作では考えないようにしていた負の要素が今回はなぜか湧き上がってしまいました。また絵に比べるとセリフがおとなしめで、少しバカが入ってるくらいのでハイテンションさで淫語をはきまくるような演出もなく、私の脳を分析するなら視覚野は刺激されても言語野が冷静なため１００％の妄想モードに切り替わらないという状態。とまあ、読んでもテンションあがらないと言いたい放題になってしまいました。ほんとレベルは高いと思うんですけど...