ZUKI樹(ずきき)/ぴゅあえろ

絵:★★★★☆、話:■■■■■、愛:♥♥♥♥♥、次回作購入意欲:♪♪♪♪♪

ぴゅあえろ (アクションコミックス)

ぴゅあえろ (アクションコミックス)

 日本に留学しているイリュの妹ニコラが日本に遊びに来るところからストーリーは開始。その姉のイリュは現在彼氏のコースケと同居中。お姉ちゃんをとられて不機嫌なのですが二人が仲良く寝ているのを見て、きっと理由はコースケのアレに違いないと、チャックを下ろして観察。すぐに姉に見つかるのですが止めるどころか妹に性のレクチャー。結果的にすっかりコースケのアレが好きになったニコラは四月には同じ学校に留学してエッチ三昧。結構マジに姉妹でコースケを取り合うことになるのですが、コースケの姉も参入してきて・・・。どろどろした雰囲気は全くなく、まあ金髪エロ姉妹に挟まれたハーレムストーリーというところでしょうか。成年マークなしの割にエロ度も高く仕上がってると思います。マークなしの本の場合、エロの基準はほとんどシチュエーションとキャラクタで決まると思っているのですが、両方がうまくできてる作品でした。この「白い恋人たち」という作品以外には、遊郭のお話や好き好きビームを発するOL話など、シリアスからコミカルまで安定した作画とストーリーで読み応えある本でした。ラストの話は酒を飲む度、男女二人とも記憶を失ってしまい、いつまで経ってもエッチしてしまった実感がないというお話。アイデアも良くて読み切りの中では一番好きでした。エロ度は低めでしたけど。双葉社からは最初の単行本となりましたが、このレベルなら今後も登場してくれそうです。あんまり濃厚なだけでよくわからないハーレム系エロ話よりはこのくらいのストーリーを持たせた話のほうが好きですね。カバー下には4コマ2本とおまけ漫画あり。