Triage Tag（トリアージ タグ）／世界中がアイ・ラヴ・ユー

絵：■■■■□、話：■■■■□、愛：■■■■□、次回作購入意欲：■■■■

世界中がアイ・ラヴ・ユー (ホットミルクコミックス 288)

　初単行本です。デビュー作の「ブリフレ」が2007年3月号掲載ですから単行本化まで２年以上。隔月掲載をしっかり実行した結果なので長くかかったわけじゃないんですが、やはり長い。結果、絵柄が１冊の中で激変、なんてことはよくある話ですが、Tirage Tagさんはデビューの頃から悪くない作画ができているという印象どおり、まとめて読んでも安定していると思いました。もっとも変わってないわけでもなく、新しい作品ほどよくなってる気がします。絵の個性はもうちょっとあってもいいんじゃないかなと思いますね。正直１コマだけ取り出されて誰と聞かれて確実に当てる自信はまだありません。
　内容はデビュー作からの雑誌掲載１２作品が収録（結果、0EX No.15, 17の最新作は未収録）されてます。巻頭カラー作品も雑誌に掲載されたものなので、雑誌を全部持ってる方は少し楽しみが少ないかもしれません。私は幸い（？）読んでいても細部をすぐ忘れるので問題ありませんが（別の意味で問題か...）。帯に「ラヴ＆エロスの世界旅行へ連れて行ってア・ゲ・ル♥」とありますが、ややエロス寄りだと思います。個人的には読んでて恥ずかしくなるほどのラブラブな話は嫌いじゃないので、今後は是非そういう作品も読ませて欲しいですが、笑いを誘うシーンのほうが印象に残ったのでラブエロというよりエロコメかな。もちろん愛は感じましたので偽りがあるわけじゃないです。
　エロスのほうですが、目に止まったのが放尿シーン。といっても女の子のおもらしが可愛いとかではなく*1、「Housesitter」という作品に出てくる男の子の放尿の軌道が２つに分かれてるんです。女子の放尿が尿道口から２本に分かれることはあると思うんですが男でこんな風に分かれて出るのは「えぇっ」と思ってしまいました。そういう先っぽの持ち主って実際いるんでしょうかね。オヤジ妄想をすると、Triage Tagさんは女性*2なので自分のを見て・・・。よくみると巻頭カラーの女の子の放尿も２つに分かれてるなぁ (w

*1:残念？ながら着衣おもらしは１回。無着衣放尿は巻頭カラーで１回と問題のシーンだけ

*2:実際どうなのか知らないので想像です