フクダーダ/ハニーブロンド

絵:■■■■□、話:■■■■□、愛:■■■■■、次回作購入意欲:■■■■■

ハニーブロンド (メガストアコミックスシリーズ No. 215)

ハニーブロンド (メガストアコミックスシリーズ No. 215)

 3冊目。発売から1週間以上たった5/2にこの本を買いに行ったところ大手書店は全然置いてなくて随分売れてるんだなぁと感心しながら初版を買い逃すわけにはいかんと4軒めに回った小さな書店でなんとか購入。その後、作者HPで回収騒ぎになっていることを知りました。表側のピンナップはページを開いた状態で二人の表情が見えるようになっているので正直言われないと気づきませんでしたが、確かに巻末のピンナップのように絵の上側は外側になったほうがいいですね。小さな出版社なら勘弁してもらうレベルかもしれませんが、ミスはミスとして適切な処理をすることは出版社の信頼問題ですし。個人的には23ページめの1コマだけ解像度が低いのがきになりましたけど雑誌掲載時と同じみたいです。
 肝心の中身はというと、「お゙お゙お゙っ」と洋物AV女優のような豪快なあえぎ声が印象的なエリナが乱れるラブ&エロスでした。学生時代、洋物にハマった嗜好もあり、派手なおたけびに全く萎えることなく、濃厚なエロに大満足です。絵柄の好みの点ではややストライクゾーンからアウトコース寄りなんですが、作画の完成度が高いので気になることはなかったです。ストーリーは、冒頭から突き合ってるエリナと正紀(まさき)が最後までラブラブなんですが、これだけハードコアな内容でありながら純愛を感じさせる構成はうまいですねぇ。母乳が出る体質も最後にうまくストーリーに絡めて、エリナ自身が気づかない心理部分を表現できていたと思います。私自身、3冊目までをその作家の力量を測る基準にしてることが多いのですが、全く期待どおりでした。短編もいいですがこういうシリーズ作品をもう少し続けて欲しいです。