鬼月あるちゅ(きづきあるちゅ)/メイド嫁 MAiD-BRiDE

絵柄&魅力:★★★★★、設定&話:★★★★★、愛&エロス:★★★★★;、総評&次巻期待度:★★★★★

メイド嫁 (ホットミルクコミックス 296)

メイド嫁 (ホットミルクコミックス 296)

 ふぅっ。全作品に後日談の描き下ろしって、すごいね。初単行本とはいえ頑張りすぎ(^-^。初版第1刷買っておかないと絶対後悔すると思って、週末から体調を崩していたのを薬で抑え込んで日曜日買ってきましたがその甲斐ありました。作者自らが黒歴史と連呼する初期の作品は…、まあそう言いたくなるのもわかるほど今の絵が良すぎるんですよね。私は一番いい作品でその作家を判断するので描き下ろしがなくても評価も期待値も変わりませんけど、やっぱり嬉しいですね。すっごい得した気分です。この作家の絵柄は、私がもっともツボにはまりやすい気品に溢れてて超お気に入りなんです。しかも、この絵柄なら何やっても絶賛だというのに、キャラの性格づけもおもしろいし、エロもなかなかのもの。今のところ今年初単行本を出した作家の中ではイチオシです。
 タイトル作品のメイド嫁、ある日突然コンビニ店員の久保田君の部屋にお隣の緑川さんが性奴隷奉仕するメイドはいりませんかとやってくる。家賃滞納して行くあてがないからというのが理由らしいが…。恥ずかしい弱みも知られてる久保田くんですが、結局、手料理で手をケガだらけにした、けなげなドジッ子メイドぶりに陥落し、同居開始。冷静を装っているのにどんどん仮面がはがれて、あわあわしているところは可愛すぎます。描き下ろしの5話めなんか作者の成長ぶりがすばらしいね。エロいし。これだけ無口系キャラで気に入ったのは久しぶりです。
 他の作品も最新の作画による描き下ろしがどれもすばらしく、元気を取り戻しました。最近は単行本作業のためか雑誌に姿を見せてなかったし、夏コミ終わるまでは同人誌*1に戻るんでしょうかね。早い商業復帰を期待してます。

*1:サークル名:うどんや