藤本圭/黒猫の愛読書 III 昏き追憶の神話(ミソロジー)

 総評:★★ 3巻にて完結。これまで低い評価でしたが最終刊なので購入。これまでで一番良かったですが、やはり残念な出来。綴の感情や気持ちの動きに違和感だらけで感情移入できません。また綴の身を危険にさらしたことを激しく後悔したコウは直後にまた同じ行動をとったりと何も考えてない。とにかく下手なお芝居を観てる感覚。クライマックスも苦笑が漏れました。悪口ばっかりですが、魔法を使う猫と本の声が聞こえる力という要素に期待して読み続けていただけに残念。