Dr.P/侵略的恋愛主義

絵柄&魅力:★★★★☆、設定&話:★★★★★、愛&エロス:★★★★★;、総評&次巻期待度:★★★★★

侵略的恋愛主義 (富士美コミックス)

侵略的恋愛主義 (富士美コミックス)

 2冊目も見事に期待に応えてくれたって出来でした。前作と同じ学園を舞台にして11作品とたっぷりのおまけ漫画。キャラが立ってて、思わず顔がにやけるほどの激甘ラブデレストーリーの連続。楽しい雰囲気から湧き出す笑いとがっつり相思相愛の直球エロだけかと思ったらフェチ感もある。こういう作風ってこれまでだと、みた森たつや氏など限られた作家にだけ期待していたのですがこれでまた新たなローテー入りが確定かな。キャラもなかなか豊富だし、これは早々と他のコンビニ誌からもお呼びがかかりそう。
 さて、好きな作品が多いんですが前作目にとまった女生徒側から男子教師へ熱烈アプローチする話同様、今回は女子高生 歩(あゆみ)とお隣のパパさん(哲也。家族は娘一人だけ)とのお話がいい感じ。女の子のほうが積極であってほしいというおっさんに妄想を見させてくれます。私個人は瀬野先生というキャラがお気に入りです。好きな男の子を見てるだけで涎が止まらないクーデレなんですが、初めての時自分からぐっぐっと腰を落としていく様は恥じらいと一生懸命さが可愛らしさを惹きだしていたと思います。普段見せない熱い想いが溢れ出すコントラストはクーデレの定番とはいえ、結構好きな女教師像ですね。それから女性司書の小鳥遊(たかなし)さんが登場する話もよかった。お尻好きを豪語するDr.P氏ですが尻フェチを感じさせる演出が少し弱い気がするんですよね。そんな中ではこの作品ではしっかり「すーはー」しててお相手の男子生徒山倉の尻好きが少し伝わりました。顔を埋める前に満面の笑みで頬ずりを繰り返すなど、もうちょい演出過剰でもいいんですけどね。奴隷ジャッキー氏のもみくちゃにする尻の愛し方がなかなか頭から離れない影響もあるんですが。