著者:平坂読(ひらさかよみ)×絵:ブリキ/僕は友達が少ない

総評:★★★

僕は友達が少ない (MF文庫J)

僕は友達が少ない (MF文庫J)

 母がイギリス人なのに受け継いだのは金色の髪の毛だけでそれ以外日本人の父の遺伝子を受け継いだ主人公の羽瀬川小鷹。不幸なことに目つきが悪いため見た目は完全に金髪ヤンキーで、周りからは避けられ友達がほとんどできない不幸な少年。そんな小鷹がある日遭遇したのが一人楽しげに会話するあやしげな美少女 三日月夜空。話相手はなんとエア友達。エア友達とはエアーギターの友達版。要するに妄想の産物で現実の友達はいないけどトモちゃんというエア友達が確かにいるというのだから痛すぎる。とまあ、つかみはなかなかおもしろかったわけですが、まあまあというところかな。エロゲの話が出るところとかちょっと強引な作りだし、作者としては楽しんでる雰囲気を感じるもののちょっと粗っぽい出来。イラストのブリキさんの絵は悪くはないし、楽しめたところもあるので、確実に出るらしい3巻目くらいまではつきあってみようかなと思ってます。