劇場版 マクロスF 〜イツワリノウタヒメ〜


映像4 音楽5 総評5
 早起きして行ってきました。公開二日目の朝一の回のはずなのに後ろに座ったアニオタの皆さんは3回目とか言ってるし…。ともかく、運良く自分としては最高レベルの席に座ることも出来たし周囲にガキんちょもおらず非常に快適でした。
 そもそも行く予定はなかったのですが昨夜久しぶりにネットをいろいろ回ってる内にこの映画の公開情報を知り、更にPS3週刊トロ・ステーションで監督インタビューを見て思わず行く気になってしまいました。マクロスFに関しては、音楽だけはCDアルバムを買って熟知しているもののアニメの方はBIGLOBEストリームで無料公開していたのを途中から見たのと、そのトロニュースで聞いた範囲が予備知識です。監督は映画には新旧の曲をたっぷり入れてあると言ってたので一種のミュージカルを期待してたわけです。
 お話は聞いてたとおりTV版とは違うストーリー展開でしたし、TVでは悪役のイメージの強かったグレイスさん*1が微妙にいい人になってました(完結編で豹変するかもしれませんが)。ちなみにビーチク担当でもありましたw。また脇役で恋愛関係にあった二人は最初からラブフラグが立ってる様子で、本編では死に別れたミハエルとクランですが映画での登場時点でTV版の時よりいい雰囲気に見えた気がします。
 ちなみにこれだけは先に仕込んで観た方がいいと思ったのは、ランカやシェリルの歌声に対するバジュラの反応の違い。TV版ではバジュラの動きを止め完全に支配できたのですが、劇場版では一瞬動きをとめることもありましたが、むしろバジュラを呼び寄せる効果に変わってました。最初ランカやシェリルが歌を歌ってるのにバジュラが動き放題だったので、すごい違和感を感じたのですがこの設定が変わっていると最初から理解してたらもっとスムーズに観られたんじゃないかと思います。※よく観てればわかるんですがちょっと思い込みが強すぎました。
 とにかく、期待どおり好きな歌が次々と聴けたし、全面に曲が流れるシーンでは背筋がゾクゾクしまくりでした。これだけでも観に行ってほんとによかったと思います。というか他のこと(ストーリー等)あんまり頭に入ってません。グレイスさんがシャワー浴びながら話していたのは誰?とかシェリルが持ってたランカの幼い頃の写真の意味は?など完全版が公開になるまで憶えておくとよさそうな伏線もいくつかありましたけど。
 最後に一番残念だったことを一言。画面サイズが大きいのを意識された映像ではあったと思いましたが、ビスタサイズではなくシネスコサイズにして欲しかったです。左右のフレームが気になり明らかに没入感が損なわれていました。あっ、そういう意味ではかなり前の席が良かったかも。

*1:シェリルというヒロインのマネージャ