ヤマグチノボル：著者、兎塚エイジ：イラスト／烈風の騎士姫

烈風の騎士姫 (MF文庫J)

• （読了日：11/19）総評★★★★★　ありだね、男装の美少女ｗ。女であることを隠す美少年にあんなことやこんなこと…。ヤマグチ氏はいつも狙いが的確です。宝塚やリボンの騎士（古っ）などは女の子向けと思ってましたけど、話の絡め方によっては男の子も楽しめるシチュエーションが結構作れそうだと感じました。

　シリーズの第1巻でのお話はメイジ（貴族）の家に生まれたカリーヌが、幼い頃に助けられた騎士にあこがれ女であることを隠して王都の魔法衛士隊に見習い入隊して活躍するところまでを描いてます。カリーヌ（男装時はカリン）自身は最初から結構魔法を使いこなすし、パートナー（先輩兼同居人）であるサンドリオンも腕が立つみたいなので、ゼロの使い魔とはどのように違う世界が描かれるのか楽しみにしたいと思います。
　なおラノベなのであまりイラストのことで細かい苦言を言うのはどうかと思いますが、表紙絵にも描かれているカリンの姿はどうなんでしょう。ピンク色で長髪で胸がないのは生来のものですし男性とも女性とも判別つかないのでいいのですが、赤い大きなリボンとか、何より一本スジが浮かび上がるようなパッツンパッツンのショートパンツはさすがに少年といえどももっこりが見えそうなものですから、アレがないのがわかってしまうんじゃないかと。親心のように心配しています。