マサト真希:著者、ごまさとし:イラスト/よめせんっ!

  • (読了日11/24)総評★★★★★: 婆ちゃんの言葉を借りて語る物語のクライマックス、広人の言霊は染みたなぁ〜。自宅で独り読んでたら泣いてたんじゃないかとw 苦難を前にしても頑張ろうと誓ってきた心の声は自分独りじゃなく神様も聞いてくれたのかなって。ちょっと大げさに言えば、「神への祈り」という行為を自分の中で再定義させてくれた作品です。心の琴線に触れたっていうのかな。正直巻頭のイラストページをめくった段階では夢にも思いませんでした。シャワールームで白い着物を来た巨乳少女が片足M字開脚でシャワーを股間にかけながら「ああん」って。

 ただし、こういう感想を誰もが持てるかと言うと正直疑問。かつての私のように真っ白でピュアな心の持ち主ではなく、日々のささくれ立った気分に苛まれ、いろいろ腐ってきたオヤジ限定で生じる感想かも。しかし、このハートフルな雰囲気はいつか読んだ小説でも味わった記憶があるのですがなんだったかなぁ。