シオマネキ/突発性淫行症候群

突発性淫行症候群 (いずみコミックス)

突発性淫行症候群 (いずみコミックス)

絵柄&魅力:★★★★☆、設定&話:★★★★★、愛&エロス:★★★★☆、総評&次巻期待度:★★★★★

  • 感想:読了日1/31

 いきなりストリーキングする女の子の絵で始まった「ストリーキングダイエット」という作品。好きな男の子が教室で「やっぱスレンダーが好きかな」と言ってるのを聞きダイエットのため深夜ジョギングをはじめた露花(つゆか)だったが、最初暑くなって下着をとってみただけだったのに徐々におっぱいやお股をさらして走るのが気持ちよくてやめられなくなってしまう。それならいっそ全裸でと、サイドポーチだけ残して走り出したところ、その好きな相手の出村君と遭遇。その後露出変態に理解のある出村君は露花と一緒になって住宅街の道のど真中で街灯に照らされながら全裸でSEXを始めてしまうというお話。説明も下手だが、熱い二人の言葉でワケわかんない展開が成立してなくもない。結構好きかも。
 次の「パイコン」というお話は雑誌掲載時に読んだことあったが、再読してもおもしろいものはおもしろい。いつも何故か厚着でいる女の子に告白したところ、バインッとコートを脱いでデカパイを見せつけ、「みんなと一緒なのね、最低っ」と怒り出す。どうやらこれまで告白してきた男の子はみんな大きなおっぱいに目を奪われて人格を無視してたらしい。それならと俺は付き合ってもおっぱいには触れない宣言をするが、疑惑が消えない彼女は生乳をさらして更なる誘導。思わず触れようとする手を必死に抑え込み、起死回生のオマタへの集中おさわり! そうして二人は互いに高まっていくというお話。バカだしベタだけどこういうノリ大好き。
 こんな調子で深いストーリーはないんだけどエロい読者なら分かってくれるよなと言わんばかりの展開を繰り広げるお話が全9話。どれも愛と露出エロを感じる内容でした。作品「シタタルガール」は、クリクリ…、しょわしょわ〜、とちょっと触れただけでお漏らししまくるお話で、意味ある筋書きはなくとも、ただそれだけで笑える。一番のお気に入りは「トモアネ」かな。友達のお姉さんからあからさまな誘惑を受けるお話で、わかりやすっという話で楽しませてくれる。最後に登場する彼女の弟が哀れすぎて笑った。
 絵柄は個人的な好みで最高とはいかないけど全く問題なし。やはり初単行本のためか最初と最後で作風の変化は小さくないけど、どの描き方でも上手くまとめてて、技術もある人だと感じました。
 元々悪い印象が全くなかった作家でしたがまとめて読んで更に好印象を持ちました。そのままの露出プレイしなくったて露出のエッセンスはいくらでも出せるといういい例だと思いますね。