岡田コウ/チュー学生日記

チュー学生日記 (セラフィンコミックス)

チュー学生日記 (セラフィンコミックス)

絵柄&魅力:★★★★★、設定&話:★★★★★、愛&エロス:★★★★★、総評&次巻期待度:★★★★★

  • 感想:読了日02/02

 前作が高い評価だった岡田コウさんの2冊目。今回はやはりネトラレ話の「メジルシ」が注目でしょうか。前編はお兄ちゃんラブで関係してしまっている佳織ちゃんが学校でお兄ちゃんとヤっちゃった直後にエロ教師(イケメン設定)のエッチな責めにいろいろ許してしまうというお話。続く後編ではお母さんがいないことをいいことに自宅で始める兄妹ですが、それまでになかった積極性を見せる妹に戸惑う兄。妹の首筋には何かを隠すように貼られた絆創膏が…。エロ教師に強要されて憶えた技をすぐに兄に使うあたりは、お兄ちゃんへの気持ちに変わりはないとも読めるし、後ろめたさを隠す行動ともとれる。首筋につけられたキスマークを兄が見たとすればその後の二人の関係が変わるのかといえば、そうでもない気もするし、もやもやするNTRですけど、なかなかきれいにまとめてると思いました。その他はエロラブ全開ですが、エロ教師が活躍するのは一貫してます。あっ、ちょっとファンタジーなお話もありましたね。どれもお話はよくできてました。
 ぎゅっと抱きしめると壊れてしまいそうな小っちゃくて愛らしい女の子がエッチな雰囲気に自分を高揚させながら男性のを弄ぶシーンなどは、ロリ愛好者にはごちそうでしょう。その嗜好がない私にもよくわかります。可愛いものは可愛いですからね。先生の適度な強引さと少女の受け入れ具合もいいバランス感があります。細かく描き込まれた擬態音もエッチな空気やドキドキ感を演出するのに巧く使いこなしている感があって、今作は更によくなってる気がしました。このジャンルは上手い作家が多くて、ちょっと羨ましいです。