まぷる/愛しのきょぬーたん♥

愛しのきょぬーたん (エンジェルコミックス)

愛しのきょぬーたん (エンジェルコミックス)

絵柄&魅力:★★★☆☆、設定&話:★★★★☆、愛&エロス:★★★☆☆、総評&次巻期待度:★★★★

  • 感想:読了日2/15

 ほんの数日前に読んだのに随分時間が過ぎた気がします。ちょっとだけ仕事が早く終わったときに買って読んでいた本のひとつ。あまあまストーリー好きとしてはほとんど未読ですが即決買いでした。まあ、昨日もそうですが、忙しいと本能に忠実というんでしょうか、買うのはおっぱい本ばかりですな。そろそろ卒業…する必要もないですが、少なくとも中身を吟味せずに買うのは改めたほうがいいと思う今日この頃。この本が悪いという話ではなく、ちゃんといい作品を選んで買うことが作者へのリスペクトだと思うし。
 実際、悪くなかったです。というか、むしろ後半、想定外の作品を読むことができて好感度アップしました。元々は萌え系作品として認識し読んでいたし、それ自体はまあまあの感想でした。おっぱいの形が好みと違うとか陰毛が雑で気になるということもありましたが、表紙絵やイラストを見る限りは問題なし。つまりはマンガ本編の仕上げで本来の絵が描けておらず、やや粗っぽい印象を受けながら読み進めいました。ストーリーはデレラブ話ばかりかと思ったら4話目の「ウリウリ会社訪問」は登場する女の子が単なる金目的のヤリマだったし。確かに和姦*1でしょうけど…。
 そんな微妙な評価ラインをさまよいながら、6話めの「ナイチンゲール♥ママン」にたどりついたところで、お姉さんキャラ登場。ロリ路線だけじゃなかったのか…、でもショタが出てるなぁ、などと感じながら7話め。・・・おぉっ!?。これまでの作品はなんだったんだ〜。絵柄や仕上げが明らかに違う。「OL遥香さんのやさしい誘惑」って読者層まで違ってないか、これw。一部デジタル作画も導入されたようですが、カバー下の作品解説によると、この作品はわりとゆとりをもって描いたらしい。やはり、このくらいは描ける方でしたか。まぁ陰毛がラフなところを見ても描き手が変わったわけではなさそうです(褒めてない)。続く「輪姦(まわ)してビデオレター」という作品でも年上女性(杏里)が登場します。個人的には絶対お姉さん路線で頑張って欲しいですねぇ。ちなみに、この作品、個人的には旦那から杏里さんへの愛はないと思いますね。自分を愛する女性を利用して趣味の輪姦ビデオを撮ってるだけのように見えました。こちらも帯に書いてるとおり和姦ではあるんですが、少なくとも、あまあまでラブラブとは思えない内容。帯の惹き句には偽りありです。
 しかし、巻末のデビュー作品を見ても思いましたが、明らかに前半に掲載された作品はもっと描ける人なのに手が遅くて粗くなり印象を悪くしてます。まだ未購入の人のためにも本屋さんにお願いしたいですね。見本本のポップに<この作品は巻末からお読みください>の一言をつけて欲しい。

*1:帯に、『あまあま♡ラブラブ♡オール和姦』の文字