H-magic(旧名:ハマダユタカ)/はたらくお姉さん (TENMAコミックス)

はたらくお姉さん (TENMAコミックス)

はたらくお姉さん (TENMAコミックス)

2007年2月28日初版
絵:★★★★☆、話:★★★★☆、工口:★★★★☆
 あまり積極的には読まない陵辱系漫画ですが、田中ユタカさん似の絵柄の作家として名前を覚えていました。というか前のペンネームの「ハマダユタカ」の時は話も田中ユタカ系だったので、ペンタッチとペンネームを少しだけ変えて出てきた本人かアシだと思い込んでいました。といってもいまだに田中ユタカとの関係はよく知らないのですが。
 この作品は冒頭に言ったとおり、強引にヤラれてしまう話ばかりで構成されており、楽しい気分にはなりません。それでもヤラれた女の子は全員最後には必ずしも嫌がってないし(リアリティがあるかどうかは別にして)、不幸のどん底に落ちてない点で共通してます。これは作者の本質的な優しさなんでしょうか。本来好きでこのジャンルの漫画を描いているとは正直私には思えないため、そんなことを考えてしまいました。実際、あとがきに出てきた渡辺という編集に恩があって仕事と割り切って書いているのかもしれません。手抜きの印象はなくむしろ丁寧な作画ですから、実際どんな気持ちで作品を描いているかは私にとっては重要なことでもありませんが。ちなみに、そのあとがきで自画像が出てますが、この方は女性なんでしょうかね? ネットを検索してみると、更に前のペンネームで「君崎文化」と名乗っていたようですが、よく覚えていません。やさしい絵を描く人にはやさしいストーリーを書いて欲しいんですが。