ますだ犬/強制悩殺おっパイ蹂躙 (WANI MAGAZINE COMICS SPECIAL)

強制悩殺おっパイ蹂躙 (WANI MAGAZINE COMICS SPECIAL)

強制悩殺おっパイ蹂躙 (WANI MAGAZINE COMICS SPECIAL)

 ぱっと見、ミルフィーユ氏の本かと思って手にしましたが、本編を読むと友美(ゆうみ)イチロウ氏の影響を受けた絵でした。#あとがきにマンガの描き方を叩き込んでくれたのがY先生という記述もあったので、そうなのかも。
 まあ誰が師匠だろうがそれはどうでもいいことなんですが、それよりもカバー帯の売り文句が気合入っているのが購入に至る後押しになった気がします。『衝撃のデビュー作!』『快感の境地で悦楽の波に震えながらむせび泣くドM女の真髄を見よ!』『いま高らかにバイオレンスドッグが産声をあげる!』『歴史はここから始まる!あなたが歴史の証人となる!』ですよ。すごくないですか、これ。まあ、なんでも書きすぎると逆に不安にもなるのでほどほどに。
 内容は、これが初単行本と考えたら、十分なんじゃないでしょうか。お乳は実際いい感じに描けてますし。ただ、タイトルの「蹂躙」という表現を使うには全く物足りないですね。もうちょっとイジリ方を研究して欲しいなぁと思いました。ちょっとフェチっぽいです。あと、この作品では主役じゃないとはいえ胸の表現に比べてお尻がさびしかったです...。ストーリーのほうは、キャラクタは結構かわいい系の女性が多くて満足なんですが、あまり楽しくハッピーな展開がないので個人的には合わなかったです。単にM女だからいじめられて気持ちいい、じゃなく、そのいじめる裏返しに心が通っているのが感じられたらいいなぁと。それがどんなにねじ曲がった愛情だったとしても。
 そういえば、師匠(推定ですが)の友美氏は「みーたん(1)(アクションコミックス コミックハイブランド)」のような世界に走ってるんですね。手を抜いているとは思いませんが、ほんとに描きたい作品なんでしょうか。