みた森たつや/ご近所のもんすたあ (メガストアコミックスシリーズ No. 129)

ご近所のもんすたあ (メガストアコミックスシリーズ No. 129)

ご近所のもんすたあ (メガストアコミックスシリーズ No. 129)

 この本に収録されているシリーズは雑誌でほとんど読んでいたのですが、単行本で続けて読み直したほうがおもしろかったように思います。正直雑誌で初見したとき、今更ケモノものかぁ?と思ったのですがそこはさすが、作者の力で楽しい話に仕上げてくれました。コアマガジンで連載するようになって、それまで抱いていた水準以上のハードな工口マンガを描くようになりましたが、元々「いい」話を書く作家でしたから、いつも期待を裏切らないです♪
 初回で獣人ヒロインの一人(他に茜先生[妖狐]と、まやっち[吸血鬼]の二人)、こいちゃん[犬]が中出しされまくりのオモチャ状態になっているひとコマがあり、それでも明るく振舞うの見たとき、正直どこか壊れてるんじゃないかと引き始めたのですが、心配もその瞬間だけで、もうその後はベタベタのラブラブで幸せな気分を分けてもらいました。全編通して、こいちゃんの出番が多くて魅力も一番引き出されていたと思っていたのですが、単行本だけのおまけ特典マンガで、茜先生が驚きの秘密公開! しっかりバランスをとってくれました。この二人に比べるとややキャラが弱い印象だったまやっちの話もおまけがありましたが、個人的には本編の「はいてない」事件の回で十分魅力を感じさせてもらってました。ちなみに、胸がなかった頃のこいちゃんが茜先生に大きくする秘訣を知ろうといじり倒された話がありましたが、生えてないことを気にしたまやっちが茜先生に何をしたのかが未だに気になってます。結局おまけには何もフォローなかったし...。まあそれはともかく、いつもながらボリュームもあり、満足のいく一冊でした。
 現在は青年誌でも連載されていたと思いますが、そちらもなかなかキャラやストーリーに魅力があり単行本化を楽しみにしています。
 そうそう、今回マンガ以外の特典(非売品)を2つももらってしまいました (^^)v しゃべっちゃうとどこの書店かバレバレなので内緒ですけど、こういうのを部屋に飾るのは誰かがウチに遊びに来たときのことを考えてしまい相変わらず抵抗があります。コミック用の本棚をチェックされたらそれどころじゃないんですが、昔、金髪美女の無修正フォトを堂々と貼っていたら、ドン引きされてしまった嫌な思い出がありまして...。